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PCからのインターネット利用者数が下げ止まり、商品を購入する段階では未だPC
(2015/3/25 06:00)
ニールセン株式会社は24日、2014年における消費者のデバイス利用を調査したレポート「Digital Trends 2014」を公開した。
調査は、ニールセンインターネット基礎調査のほか、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile Net View」、PC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView」、マルチデバイスの利用動向調査「Nielsen Digital Consumer Database」をベースにしている。
国内におけるデバイス別のインターネット利用者数は、スマートフォンからのアクセスが堅調に伸び、2014年11月に4549万人に到達した(2013年4月時点では2883万人)。一方で、2011年8月をピークに減少が続いていたPCからのアクセスは、5118万人だった。2014年7月以降、5000万人程度で推移しており、下げ止まりが見られるという。
PCの利用目的としては、「必要な知識・情報を得るため」が67%でトップ、次いで「新しい知識・情報や面白い情報を得るため」が61%で情報収集に関する項目が続いたほか、「商品やサービスを購入するため」が56%と3位につけた。なお、「商品やサービスを購入するため」は、スマートフォンでは24%で13位にとどまっており、「実際に商品を購入する段階になると未だPCを利用する人が多いことが分かった」としている。