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トレンドマイクロ、Office 365向けセキュリティサービスを提供

 トレンドマイクロ株式会社は、Office 365向けのクラウド型セキュリティ対策サービス「Trend Micro Cloud App Security」を7月に、「Trend Micro Hosted Email Security」を6月上旬に、それぞれパートナーを通じて提供開始する。

 「Trend Micro Cloud App Security」は、クラウド型のサンドボックスを搭載し、メールや共有ドライブ上での脅威に対し情報保護や情報漏えい対策を行う、Office 365向けのセキュリティ対策サービス。参考提供価格は月額1215円~(5ユーザー)。

 Office 365が提供するExchange OnlineやSharePoint Online、OneDrive for Businessを標的型サイバー攻撃などの脅威から保護し、企業がグループウェアを安全に利用できる環境を実現する。

 メールに添付されたファイルや、ポータル/クラウドストレージにアップロードされるファイルの中で、不正な疑いのあるファイルをクラウド型サンドボックスで解析。標的型サイバー攻撃などに利用される未知の脅威を駆除する。既知の不正プログラムや不正なURLが含まれたメール/ファイルは、クラウド型サンドボックスで解析する前に駆除し、Office 365経由で不正なメールやファイルが共有されることを防ぐ。

 また、マイナンバー制度に対応した情報漏えい対策機能を用いることで、氏名、住所、マイナンバーといった個人情報を含んだファイルのメール送信や、ポータル/クラウドストレージへのアップロードなどを監視・ブロックする。Office 365とAPI連携しているため、導入にあたってはMXレコードやDNS・ゾーンなどの配送ルートの変更などをする必要がない。Office 365にデリゲートアカウントを作成することにより、Office 365のグローバル管理者アカウント情報やパスワードをトレンドマイクロが収得することなく利用できる。

 「Trend Micro Hosted Email Security」は、不正なURLが記載されたメールや不正なサーバから送信されるスパムメールをブロックする製品。6月上旬に提供を開始する最新版では、新たにOffice 365上のExchange Onlineに対応。クラウド型サンドボックスを搭載し、標的型メール攻撃などに利用される未知の脅威に対応する。参考提供価格は月額540円~(5ユーザー)。

(三柳 英樹)