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ヤマハ、「ネットワークの見える化」に対応したスイッチ5製品
インテリジェントタイプ、シンプルタイプの2シリーズを新たに提供
(2015/6/3 15:01)
ヤマハ株式会社は3日、インテリジェントレイヤ2スイッチ「SWX2300シリーズ」と、シンプルなレイヤ2スイッチ「SWX2100シリーズ」を発表した。前者は9月、後者は6月の発売を予定する。
新製品のうちSWX2300シリーズは、アップリンク用のSFPスロットを備えたインテリジェントスイッチ。業界での標準機能を搭載しており、従来製品「SWX2200シリーズ」の上位機種に位置付けられるという。
特徴は、「コントローラー機能」を使用することで、LANマップによる“ネットワークの見える化”を実現できる点。上位に接続するルーターがヤマハ以外の製品でも、配下のヤマハスイッチ(SWXシリーズ)や無線LANアクセスポイント(WLX302)、端末の接続状況をSWX2300シリーズ単独で“見える化”できるため、一括管理やネットワークトラブルが発生した際の解決が容易になったという。
設定も、Web GUIによる設定以外に、ディップスイッチによる設定や、コンソール/TELNETによるコマンドを使用した設定をサポート。デファクトスタンダードのコマンド体系に準拠しているので、どのような環境でもとまどうことなく設定可能とした。
また、VLAN、QoS、リンクアグリゲーション、スパニングツリー(STP/RSTP/MSTP)、ポートミラーリング、ループ検出、IGMPスヌーピングなどさまざまなネットワーク機能に対応する。
ラインアップには、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8、SFP×1の「SWX2300-8G」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16、SFP×2の「SWX2300-16G」と、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24、SFP×4の「SWX2300-24G」を用意する。価格(税別)はそれぞれ、7万3800円、12万5000円、17万5000円。
一方のSWX2100シリーズは、SWX2200シリーズの設計思想を踏襲しつつ、基本機能に特化したスイッチ。「コントローラー機能」を持つSWX2300シリーズやルータ「RTX1210」などと接続することで“見える化”に対応し、LANマップ上に表示可能となる。
ラインアップは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8の「SWX2100-8G」と、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16の「SWX2100-16G」で、価格(税別)はそれぞれ1万4800円、4万5000円。
ヤマハでは、今回発表した2つのシリーズにより、2011年に参入したスイッチ分野のラインアップを補完。業界標準の機能を網羅し、市場のニーズに対して応えられるようになったとしている。