ニュース

NEC、LTE-Advanced対応&デュアルSIMスロットのハイエンドモバイルルーター「Aterm MR04LN」

 NECプラットフォームズ株式会社は、LTE-Advancedに対応したモバイルルーター「Aterm MR04LN」を発表した。発売は7月16日。価格はオープンプライスだが、想定売価(税別)は2万7000円弱。クレードルの想定売価(税別)は3000円弱。

モバイルルーター「MR04LN」

 同社のモバイルルーター「Aterm MR03LN」の後継モデルで、NTTドコモのLTE-Advanced「Premium 4G」に対応。2.1GHz帯と800MHz帯を束ねて高速化するキャリアアグリゲーションに対応し、最大225Mbpsでの通信が可能。端末としては最大300Mbpsまで対応する。SIMロックフリー仕様となっており、2枚のSIMが挿せるデュアルSIMスロットを装備。どちらもLTEに対応する。対応バンドは、1/3/8/11/18/19/21/17。LTE国際ローミングに対応する。

 Wi-Fiは、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応し、MR03LNと比較して2倍となる最大866Mbpsで通信可能。5GHz帯は屋外で使用できる「W56」に対応する。有線LAN端子を装備するクレードルに接続することで、無線LANのアクセスポイントとして利用できる。866Mbpsの通信速度は、アクセスポイントや11acに対応したWi-Fiスポットなどで有効だとしている。また、Bluetooth 4.0に対応し、Bluetoothテザリングが利用できる。

 初めて電源を入れた際は、ウィザードによる初期設定がスタートする。ユーザーの契約サービスに合わせたデータ通信量を管理でき、直近3日分のデータ量の確認など日次管理機能を追加している。MR03LNではタッチ操作のみだったUIも改良され、スライド操作に対応する。MR04LN本体で文字入力も可能となった。

 2300mAhのバッテリーを採用し、Wi-Fiテザリング時で約12時間、Bluetoothテザリング時で約24時間、休止状態ではスマートフォン/タブレットによるBluetoothリモート起動を利用する場合で約250時間、ボタンによる起動で約1000時間キープされる。

 本体サイズは、63×111×11mm(横×奥行×厚さ)、重さは約111g。なお、MR03LNの本体サイズは、64×111×11mm(横×奥行×厚さ)、重さは約105gだったため、ほぼ同様のサイズとなっている。

 クレードルには、1000BASE-T/100BASE-TX対応の有線LAN端子を搭載。モバイルルーター接続専用のmicroUSBポート×1のほか、ACアダプター接続用のmicroUSBポート×1を備える。クレードルのサイズは、121×39×27mm(横×奥行×厚さ)、重さは約60g。なお、MR03LNとMR04LNではクレードルの互換性はない。

「MR04LN」専用クレードル

(山川 晶之)