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ニールセン、デジタル広告視聴率を日本に導入、Facebookユーザーとニールセンのパネルデータがベース

 ニールセン株式会社は14日、新サービス「ニールセン デジタル広告視聴率」を日本で提供開始すると発表した。同サービスは、すでに北米、欧州を中心に12カ国で展開しており、日本以外では今後フィリピン、タイ、マレーシア、メキシコでの提供を予定している。

 オンライン広告の効果計測にクリック数以外の方法を導入し、広告主に対してテレビ広告のGRP(Gross Rating Point)と同様の指標で管理できるという。米国のオンライン広告業界団体(IAB)が定める業界指標「3MS」に則り、広告が実際に視聴者に見られたのか測定する。

 Facebookの日本国内のアクティブユーザー2300万人をベースに、個人に紐付けされていない性別・年齢別データを、ニールセンの持つオンラインパネルデータで修正し、消費者の属性を読み取る。対象デバイスはPC、スマートフォン/タブレットで、各端末からの広告リーチを重複を除いて統合・分析した結果をレポートする。

 調査結果は、24時間以内にオンラインのインターフェイス上に表示される。顧客企業は自社の広告キャンペーンの結果を把握できるため、必要に応じて、キャンペーンの途中で改善することも可能だとしている。

(山川 晶之)