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メガネスーパー、見え心地・かけ心地にこだわったメガネ型ウェアラブル端末

 株式会社メガネスーパーは、BtoB向けメガネ型ウェアラブル端末の商品プロトタイプ実機を12月に発表する。同社ではメガネ型ウェアラブルの本質を「ディスプレイをハンズフリーにすること=メガネにディスプレイを付けること」ととらえ、「視覚拡張」をメインコンセプトに、BtoBにおいて実用的な一定水準以上の「見え心地」「かけ心地」を追究し続けることで他社との差別化を図るという。

商品プロトタイプのモデルイメージ

 ディスプレイを両目に表示することで長時間の作業や着用でも眼を疲れにくくさせる「両眼視設計」、かけ心地を重視した前後・左右の「バランス」、人それぞれの瞳の位置を考慮した「ディスプレイ位置の可変性」や、入力デバイスを有線・無線(Wi-Fi、Bluetooth)で接続可能とすることで脱着できるようにするなど、携帯性や日常での活用範囲の拡大を考慮した設計を追究した。

 BtoC向けメガネ型ウェアラブル端末への参入は検討中だが、まずはBtoBにおける商品プロトタイプの開発を進める。今後の計画として、倉庫・物流センターなどの物流領域を中心に今年度内に数社への納入を予定。そのほか、教育・翻訳・エンターテインメント・農業・畜産の各領域に精通した専門家と提携するなどして、商品展開を図る業種・業態を拡大していく。

(磯谷 智仁)