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国の機関のウェブサイト、URLの5年残存率は40%、国会図書館がアーカイブをもとに分析
(2015/11/5 15:58)
国立国会図書館が、国の機関のウェブサイトのURL残存率について分析結果を公表した。「インターネット資料収集保存事業(WARP)」で収集した国の機関のサイトの中から、1000万ファイルを抽出して分析したもの。
これによると、2010~2014年の各年に存在したURLが2015年も残っている割合は、年をさかのぼるに連れて低下。2014年のURLは86%、2013年は69%、2012年は60%、2011年は47%、2010年は40%だった。すなわち、2010年に存在したURLのうち6割は、5年を経てなくなってしまったわけだ。「ウェブアーカイブの重要性を再認識させる結果となった」と国立国会図書館では説明している。
府庁ごとの分析結果もとりまとめている。2010年のURLの残存率が高かったのは、内閣官房の75%、外務省の61%、環境省の57%、低かったのは財務省の9%、農林水産省および経済産業省の26%。このほか、ディレクトリ階層ごとの残存率や、2015年4月に収集したファイルのディレクトリ階層ごとの分布も集計している。