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FFRI、ネットワーク組み込み機器向けのセキュリティ検査ツールの新バージョン「FFR Raven 1.5」

 株式会社FFRIは13日、ネットワーク組み込み機器向けのセキュリティ検査ツール「FFR Raven Version 1.5」を提供開始した。価格は、月額OS数限定ライセンス(3OS端末まで)で50万円。

 FFRIが持つ脆弱性発見手法、脅威分析手法のノウハウを、製品開発で簡単に検査できるツールとして提供するもので、数百万の検査パターンを数時間で実行できる。同社では、これまでブロードバンドルーターやネットワーク機器、情報家電、モバイル機器などの組み込み機器において、未知の脆弱性を大量に発見してきた実績があるとしている。

 Version 1.5では、ファジングテスト終了時の外部プログラムの呼び出しが可能となった。これにより、ファジング中の死活監視で対象機器の停止を確認した際、外部プログラムから機器の再起動ができるようになったほか、ファジング終了時に検査結果をメールで通知可能。また、SDKを搭載し、RavenのGUIや死活監視機能などを活用し、独自のファジングモジュールを開発できるようになった。

(山川 晶之)