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“電子出版権侵害”で初摘発、発売前の「週刊少年ジャンプ」誌面を無断アップロード

 発売前のマンガ雑誌に掲載されている作品を権利者に無断でウェブサイトアップロードしていた東京都の中国人男性3人を、京都府警サイバー犯罪対策課などが11月13日までに、著作権法違反(複製権・公衆送信権・出版権侵害)の疑いで逮捕した。一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が13日、発表した。

 「週刊少年ジャンプ」に連載中の「ONE PIECE」の誌面をウェブサイト「mangapanda」に掲載することを企て、同誌の発売前にデジタル化して画像ファイルを権利者に無断でサーバーにアップロードし、不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できる状態などにして、マンガ作者の著作権および出版社の出版権を侵害した疑い。

 出版権は以前は紙媒体による出版のみを対象としていたが、2014年の著作権法改正で電子書籍にも対象が拡張され、2015年1月より施行されている。ACCSによると、“電子出版権侵害”適用で初の逮捕だという。

(永沢 茂)