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freee、クラウド型給与計算ソフトに「法定三帳簿」作成機能を追加

 freee株式会社は3日、「クラウド給与計算ソフト freee」が法定三帳簿の作成・管理に対応したことを発表した。従業員を雇用した場合に保存義務の発生する書類を、勤怠管理データベースなどと連携させて1クリック作成できる。

 freeeでは「会計ソフト freee」「マイナンバー管理」など複数のサービスを提供しているが、法定三帳簿作成機能は「クラウド給与計算ソフト freee」にて提供されるもの。「クラウド給与計算ソフト freee」の利用料金は月額1980円から(税込、従業員3人までの場合)。

 法定三帳簿とは「労働者名簿」「賃金台帳」「出勤簿」のことで、労働者の名前や労働時間を管理するために作成される。また、労働基準法で作成が義務づけられており、労働基準監督署の監査などで不備が発覚した場合、30万円以下の罰金となる。また、助成金申請の際にも必要という。

 freeeの給与計算では、スマートフォンアプリ「freee for チーム」を使った勤怠管理機能などに対応しており、このデータをインポートして法定三帳簿を作成する。このため、集計時間の短縮化、転記ミス防止などの効果があるとしている。

(森田 秀一)