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NASの普及でHDDのデータ復旧依頼数が増加、日本データ復旧協会調べ

 日本データ復旧協会は4日、2014年のデータ復旧市場規模の統計データを発表した。HDDの復旧依頼数は前年比8000台増(サーバー案件の4500台含む)の8万1000台。内訳は、PCが6万6000台、外付けHDDが1万500台、サーバーが4500台。復旧率を80%として、復旧台数は前年比6400台増の合計6万4800台と推定している。推定の根拠となったデータは以下の表の通り。

 日本データ復旧協会によると、PC出荷台数の減少とともに、スマートフォン/タブレット端末が普及し、NASなどのバックアップ用ストレージが一般家庭にも普及したことで、復旧依頼内容が個人需要も含めて多様化したという。今後、マイナンバー制度導入の影響として、社会全体でセキュリティやデータの重要性への意識・関心が高まり、HDD復旧依頼件数も増加すると見込んでいる。

(磯谷 智仁)