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○○県と一緒にググられた言葉ランキング2015発表、鳥取県で「スタバ」が1位奪取、「コストコ」は3県を制覇

 グーグル株式会社は16日、「2015年 都道府県別Google検索ランキング」を発表した。2015年1月1日から11月30日までの期間に、47都道府県の各名称と一緒に検索されたキーワードのうち、検索量が前年と比較して急上昇したキーワードのそれぞれトップ5をまとめたもの。今年、各都道府県のどんなことが話題になったか分かるとしている。

2015年 都道府県別Google検索ランキング(グーグルの発表資料より)

 やはり、その地域のユーザーが地元の情報を検索していると思われるキーワードが多く見受けられる。県議会などの「選挙」に関するキーワードが19道県でランクイン。「花火大会 2015」または「花火 2015」も13県でランクインしている。

 その地域へ出店した企業の固有名詞が1位に入っているパターンも目立つ。中でも最多は「コストコ」で、山形県、岐阜県、石川県で1位を獲得。富山県でも3位にランクインした。このほか、「セブンイレブン」が青森県と高知県で、「IKEA」が熊本県で、それぞれ1位。

 一方で、その地域にとどまらず、全国的に注目を集めた災害や事件、話題に関するキーワードもある。栃木県は「大雨」、茨城県は「鬼怒川」、鹿児島県は「噴火」、岩手県は「いじめ」、群馬県は「大学病院」、奈良県は「誘拐」が1位だった。また、「嵐 宮城」「山口県独立」もそれぞれ1位に入っている。鳥取県の「スタバ」は、昨年は「かつえさん」に次ぐ2位だったが、「かつえさん」不在の今年、ついに1位に上り詰めた。

 逆に全国的には耳慣れないキーワードや、なぜランクインしているのか全国的にはピンと来ないキーワードもあるかもしれない。そういったキーワードは、実際にググってみれば、その背景も見えてくるはずだ。

 グーグルではこのほか、2015年を通じて検索量が多かったキーワードの総合ランキング(今年は「YouTube」が「Yahoo」を上回って1位)や、話題のニュース(「イスラム国」が1位)、さらに人物、ドラマ、“とは”などのカテゴリー別急上昇ランキングも取りまとめて発表。特設サイト「検索で振り返る2015年」で紹介している。

2015年 Google検索ランキング(グーグルの発表資料より)

(永沢 茂)