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OCN、混雑時に大容量データを送受信するユーザーに通信制御実施へ

通信品質低下を防ぐための取り組み

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は、固定インターネット接続サービス「OCN」において、大容量の通信を行うユーザーに対しての一時的な通信制御を、6月1日より実施すると発表した。

 回線混雑時に、同一の通信設備内においてほかのユーザーと比較して突出して通信量の多いユーザーに通信制御を行うことで、通常ユーザーの通信品質低下を避けるためのもの。混雑が緩和されると通信制御は解除される。制御の対象となる容量は公表しておらず、通信設備を共有するほかのユーザーの利用状況によって変化するとしている。

 これにあわせて、2008年8月より実施していた上りトラフィックの通信制限(1日あたり30GB以上のデータ送信に対して)を撤廃した。ただし、アップロードに対する制限がなくなったわけではなく、混雑時に大容量のデータ送信を行うユーザーには通信制御が施される。

 適用対象となるサービスは、個人向けの「OCN 光」「OCN 光 with フレッツ」「OCN 光 『フレッツ』」「OCN for ドコモ光」。企業向けの「OCN 光」「OCN 光 『フレッツ』」「OCN 光サービス(F)」「OCNバーチャルコネクトサービス」の全8種類。

(山川 晶之)