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「Opera」開発版、VPN接続サービスを実装

 Opera Softwareは20日、ウェブブラウザー「Opera」にVPN機能を実装した開発版の新バージョンを公開した。VPN接続機能は無料かつ無制限に利用できる。一般向けバージョンでの提供は今年後半の予定。

公開されたのは「Opera developer 38.0.2205.0」のWindows/Mac/Linux版
設定画面の[プライバシーとセキュリティ]にある[Enable VPN]を有効にするとVPN接続機能を利用できる

 VPN接続を利用すれば、IPアドレスを仮想できるため、例えば米国からしかアクセスできないサービスなどを利用可能。ファイアウォールでブロックされているウェブサイトにもアクセス可能となる。不特定多数のユーザーが利用する公衆無線LANサービスなどからの接続時に利用すると、安全性を高めるのに役立つ。なお、VPNで接続されるのはOperaブラウザーからのアクセスのみ。

VPN接続時の仮想ロケーションは米国とカナダとドイツを選択できる
VPN接続時のデータ転送量がグラフで表示される

 Operaでは2015年3月に、VPNサービスを手掛けるSurfEasyを買収しており、今回のVPN接続機能はこれを組み込んだものとみられる。

(岩崎 宰守)