やじうまドメインWatch

悲報? ジャイアンツとドラゴンズとライオンズ以外は“トップ”を取れないことが判明

 新gTLD「.top」において日本語のドメイン名を取得する際、「ー」(長音符、音引き)を含む文字列が取得できない状況にあることが判明した。同gTLDも扱うドメイン名登録サービス「ゴンベエドメイン」を運営する株式会社インターリンクが5日、明らかにした。

 .topは、中国のJiangsu Bangning Science Technologyがレジストリとして管理・運営する新gTLDで、2015年に誕生した。文字通り“トップ”“頂上”“一番”といった意味を表すことができるため、スポーツチームのドメイン名などに縁起がよさそうだが、例えば日本野球機構に所属するチームの場合、名称に「ー」を含まない「ジャイアンツ」「ドラゴンズ」「ライオンズ」の3球団だけしかチーム名の.topドメイン名を取得できないことになると、インターリンクでは指摘している。

 このことはもちろんプロ野球チームだけではなく、サッカーJ1でも同様だ(ただし、こちらは取得できないチーム名の方が少数派)。また、「グローバル」「センター」「ハンバーグ」「ブラジャー」など「ー」を含む単語すべてがNGとなる。インターリンクでは、せめて見た目だけでも似せる工夫として、「-」(半角ハイフン)で代用することは可能だとしている。「-」(全角ハイフン)もNGだったという。

 インターリンクによると、「ー」を使えない理由はレジストリ側から公表されておらず、不明。また、日本語ドメイン名が登録可能なTLDにおいて「ー」が使えないTLDは、調査した限り、.topが初めてだという。

(永沢 茂)