今週の『徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書』

「情報処理技術者」秋期試験まであと86日! そこで第2問

共通鍵暗号方式の説明として、適切なものはどれか。

 10月16日に実施される国家試験「情報処理技術者試験」の平成28年度秋期試験まで、あと86日となりました。本連載では、その試験区分の1つである「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」の内容を踏まえた演習問題を、毎週1問ずつ、『徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 平成28年度』(瀬戸美月/齋藤健一 著、株式会社インプレス 刊)から出題・解説していきます。


 昨今、不正アクセスやウイルスを使って企業や個人の情報を抜き取るなどのネット犯罪事件が後を絶ちません。これは、裏を返せば「世の中にはセキュリティ対策が万全でない人があふれている」ことの裏返しともいえます。インターネットが普及した今、インターネットに接続できる端末さえあれば、誰もがインターネットを扱えるようになりました。あらゆる利便性が向上した反面、ちょっとした行動が、大きな被害を及ぼすことがあるのです。

 「情報セキュリティマネジメント試験」は、今年4月に第1回が実施された新しい試験です。「情報処理技術者試験」の中では、他の技術者向けの試験とは異なり、ITを利用する人向けの試験区分です。まわりの人々を助ける、これからの時代に必要とされる情報セキュリティの知識を確認することができます。この機会にぜひ、腕試しをしてみてください。

《第2問》

 共通鍵暗号方式の説明として,適切なものはどれか。

ア 暗号化以外に、ディジタル署名にも利用される。
イ 公開鍵暗号方式に比べて、復号速度は一般的に遅い。
ウ 代表的な方式として、RSA方式がある。
エ 通信相手ごとに異なる共通鍵が必要である

『徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 平成28年度』第1章 情報セキュリティの基礎知識 P.83 問1より
(出題:平成27年春 ITパスポート試験 問73)