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アドビ、巨匠ムンクの絵筆のタッチを科学的に再現したPhotoshop用ブラシを配布開始

 巨匠ムンクの絵筆のタッチを現代に甦らせる――そんな壮大な企画をアドビが実施している。

 これは「叫び」などで知られる画家、エドヴァルド・ムンクが実際に使用していた絵筆を3Dスキャンにより解析し、筆先の柔軟性といった物理的な特性などと組み合わせて、Photoshopのブラシに変換。全7本の絵筆として提供するというものだ。それらを使えばすぐにムンクのタッチが得られる……というわけではもちろんないが、単に過去の作品群からタッチを読み取ってブラシ化するのではなく、現存する絵筆をもとにそれらを使えばどのようなタッチが実現できるのかを探るという科学的な試みは興味深い。絵筆データは通常のデスクトップ版のPhotoshopに加えて、モバイルアプリとして無料で提供されている「Photoshop Sketch」でも利用できるとのことなので、手軽に試せるのもうれしいところだ。