かつて、自宅PCからの残高確認や振込がこれほど手軽に行なえるようになると、誰が想像しただろう？　今回は、インターネットの大きな恩恵であるオンラインバンキングサイトを紹介する。

●銀行や郵貯などのオンラインサービス

　最初に紹介するのは、都市銀行や郵便貯金、信用金庫などのWebサイト。口座は開設していてもオンラインバンキングは未経験という方は、是非チェックしてほしい。

■三井住友銀行 One'sダイレクト インターネットバンキング
http://direct.smbc.co.jp/aib/
　三井住友銀行 One'sダイレクトでは、一部機能の体験版を用意。2月中旬からはWeb通帳の機能拡張が行なわれ、CSV形式でデータをダウンロードできるようになる。なお、後述するジャパンネット銀行は、同行の系列子会社だ。

■東京三菱ダイレクト
http://direct.btm.co.jp/
　東京三菱ダイレクトでは、預金に関する一般的な機能はもちろん、投資信託取引へも発展できる。PCだけでなく、携帯電話や固定電話からも操作できる。

■UFJダイレクト
http://www.ufjbank.co.jp/ib/
　ATMの24時間稼働などをいち早く進めたUFJ銀行のオンラインサービス。利用手数料は無料で、携帯電話などからも操作できる。また、ネット専用口座「オールワンe」なら、振込手数料や金利が優遇される特典も。

■みずほダイレクト
http://www.mizuhobank.co.jp/direct/
　みずほ銀行のオンラインバンキング「みずほダイレクト」のWebサイト。Flashを使った体験版を用意しているので、実際の操作を申込前に確認できる。ちなみに宝くじのオンライン購入サービスにも、みずほダイレクトのユーザーIDでログインできる。

■りそなダイレクト
http://www.resona-gr.co.jp/resonadirect/
　りそな銀行、そして埼玉りそな銀行利用者向けのオンラインバンキングサービス。旧大和銀行利用者向けの「type blue」、旧あさひ銀行利用者向けの「type red」と2種類があり、ログイン方法も異なる。

■郵便貯金
http://www.yu-cho.japanpost.jp/
　おなじみ郵便貯金のオンラインサービスでは、まず郵便局に備え付けの用紙で利用開始登録を行なう必要がある。また基本的に、深夜から早朝にかけてはログインできないので注意しよう。

■東京スター銀行
http://www.tokyostarbank.co.jp/
　個人向けの「東京スターダイレクト」、法人向けの「スターBB！」と、オンラインバンキング機能が充実。通常、他行宛振込手数料315円のところ、キャンペーン期間中(3月31日まで)は、210円となっている。

■＜はまぎん＞ マイダイレクト
http://www.boy.co.jp/mydirect/pr/
　おもに神奈川県下に店舗網を広げる横浜銀行のオンラインバンキングサービス。利用手数料は初年度が無料。2年目以降は年間1,260円だが、取引内容に応じて付与される「横濱ポイント倶楽部」が一定のポイントに達していれば無料になる。

■シティバンク オンライン
http://www.citibank.co.jp/citidirect/
　特徴的な顧客向けサービスで定評あるシティバンクもオンラインバンキング機能を提供中。外貨建て定期預金の金利優遇、取引額に応じたポイント増額キャンペーンはネット限定で、1月31日まで。

■尼崎信用金庫
http://www.amashin.co.jp/index-main.html
「阪神タイガース定期預金」の発売で知られる、尼崎信用金庫のホームページ。2004年も2月2日から新・定期預金｢Let's Go V2 HANSHIN Tigers｣を取り扱う。もちろん、オンラインバンキング機能も完備する。

■JAバンク
http://www.jabank.jp/
　昔の「農協」も、今はすっかり「JA」ブランドに統一。オンラインバンキングの機能も提供している。その「JAネットバンク」は月額利用手数料105円が必要だが、3月31日まではキャンペーン期間につき無料。

●ネット専業銀行

　ネット専業銀行は、有人窓口を設置しないことでコストを下げ、金利や振込手数料を優遇する。オークションや通販などでの、インターネット上の決済サービスを重視しているのが特徴だ。

■ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/
　2000年12月に開業、日本におけるネット専業銀行の先駆け的存在でもある。ネットショッピングやオークションにともなう入出金や、競艇・競輪のオンライン投票の決済に便利なサービスを提供する。

■イーバンク銀行
http://www.ebank.co.jp/
　メールアドレスをもとに送金が行なえる機能「メルマネ」を提供中。イーバンク銀行口座間では振込手数料が無料、24時間リアルタイムに入金処理が行なわれるので、個人間の決済などにも便利。

■アイワイバンク銀行
http://www.iy-bank.co.jp/
　流通大手「イトーヨーカドー」グループが主要株主になっている銀行。オンラインバンキング機能を提供するほか、セブンイレブンやファミリーレストランのデニーズなど、利便性の高い各所にATMを設置、提携銀行のカードも利用できるようにしている。

■MONEYKit
http://moneykit.net/
　ソニー銀行のオンラインサービスにアクセスするためのWebサイト。利用者の用途別に3種類のインターフェイスがあり、そのうちの1つ「MONEYKit-PostPet」では、目標金額への到達度合いをポストペットのキャラクターが応援してくれる。

●銀行関連サイト・マメ知識

　最後に紹介するのは、銀行口座をより便利に使うための関連サイト。口座の一元管理ソフトやFAQ、情報源など各種揃えた。キャッシュカードの使い方や、口座新規開設の参考などにしてほしい。

■Yahoo!ファイナンス 口座管理
http://biz.yahoo.co.jp/accountmanager/moneylook/web/
　テックタンクが提供する口座管理ソフト「MoneyLook」を無料で配布。銀行、郵便局の預金口座はもちろん、証券口座やクレジットカードの情報を一元的に管理できる。利用料も無料。

■Microsoft Money 2004
http://www.microsoft.com/japan/money/
　マイクロソフトの提供する資産管理ソフト。対応する銀行やクレジットカード会社、証券会社の取引明細をオンラインで取り込める「Money 電子明細ダウンロード」が利用できる。ダウンロード版の価格は10,800円。

■うっかりママの家計簿8
http://mama.aisoft.co.jp/
　エー・アイ・ソフトの家計簿ソフト。ぷららネットワークスの提供するアカウントアグリゲーション（口座情報統合）サービス「あぐりっぱ」と連携し、銀行や公共料金などの明細情報を取り込める。価格は6,800円

■ゴメス
http://www.gomez.co.jp/
　Webサイトの使い勝手などを独自の視点から調査するゴメスのWebサイト。オンラインバンキングサイトのパフォーマンスも調査しており、これから口座を開設するユーザーは参考にするといいだろう。

■どこでもバンク
http://www.dokodemobank.ne.jp/web/
　NTTデータの「ANSER-WEB」を利用している金融機関Webサイトを紹介しているが、一般のユーザーでも、オンラインバンキングに関するFAQとして使えるだろう。スクリーンショット付きのデモも体験できる。

■オールアバウトジャパン 銀行サービス
http://allabout.co.jp/finance/bank/
　銀行全般について解説しているが、オンラインバンキングについては特にページを割いている。利用手数料について説明するページへのリンク集など、より現実的な銀行選択に便利だろう。

■全国銀行協会
http://www.zenginkyo.or.jp/
http://www.morebank.gr.jp/
　日本国内で活動する銀行が名を連ねる会員組織。「MORE BANK」のページは、より一般向けの内容で、金融ビックバンや預金保険制度の内容について解説する。自己責任の時代、読んでいて損はない。

■信用金庫
http://www.shinkin.co.jp/
　全国各地の信用金庫を紹介しており、リンク集としても大変便利。オンラインバンキングの提供については各金庫によってかなり異なっているので、それぞれのサイトから確認しよう。

(2004/01/23)

[Reported by 森田秀一]