メールアカウントを無料で利用できるサービスは、利便性が高い。今回はWebメールを中心に、POP対応アカウントの発行や転送サービスを提供する無料サイトをご紹介する。
●検索系ポータルサイトの無料メール
大手の検索ポータルサイトの多くが、無料Webメールサービスを提供する。中には、メールソフトやメッセンジャーとの連動を図った多機能なものもある。Webメールには場所やマシンを選ばないというメリットがあるので、1つはIDを取得しておくことをお勧めする。
■Hotmail
http://www.hotmail.com/
2003年12月に機能刷新が図られ、迷惑メールの防止機能などが強化された。また、メールソフト「Outlook Express」からの送受信や、新規メールの作成もできる。「MSNメッセンジャー」で受信確認も可能だ。
■Yahoo!メール
http://mail.yahoo.co.jp/
添付ファイルのウイルスチェックや迷惑メール防止機能を搭載。「Yahoo!メッセンジャー」で受信の確認も可能。また、受信状態をYahoo! JAPANのトップページで確認できる。広告配信サービス「Yahoo!デリバー」に登録しておけば、汎用メールソフトでの利用やメールの転送も可能。
■infoseekメール
http://email.www.infoseek.co.jp/
infoseekトップページで受信状況を確認できることに加え、携帯電話のアドレスを登録することで、infoseekメールへの着信通知を受信可能だ。ページアクセスの度にログイン用ID・パスワードを入力する手間を減らせる「ID・パスワード記憶設定」も便利。
■Excite メール
http://www.excite.co.jp/mail/
エキサイトが提供するWebメールサービス。メール自動振り分け用のフィルタや、外部メールサーバーへのアクセス機能などを搭載している。長期不在時向けに自動返信機能もあるが、60日間ログインしないとメールボックスが削除されてしまうので注意が必要だ。
■gooフリーメール
http://community.goo.ne.jp/freemail/
NTT-Xが運営するポータルサイト「goo」でも無料Webメールを提供中。ログイン状態を保持するオプションを使えば、gooのトップページに新着メールの件数が表示される。
●ドメインで選ぶ
新たにメールアカウントを取得する場合、チェックポイントは機能だけでないはず。希望するドメインやユーザーネームの取得も重要だ。この項ではドメインについて、まとめたので参考にして欲しい。
■BIGLOBEメール
http://email.biglobe.ne.jp/run2.html
ISPのBIGLOBEが会員向けに提供しているWebメール。取得できるアドレスは「ユーザー名@***.biglobe.ne.jp」。他のISPを利用していても、「コンテンツ」コース会員には無料で登録できるので、実質的には費用負担無く利用可能。ただしクレジットカード番号を登録する必要がある。
■iタウンメール
http://login.otegami.itp.ne.jp/user/login.ghtml
キーワードから各種の店舗・企業が検索できるWebサイト「iタウンページ」にて提供されるWebメールサービス。「ユーザー名@itpmail.itp.ne.jp」のアドレスが取得できる。
■CandyCafe
http://www.candy-cafe.com/
キャンディの製造・販売で知られるカンロが運営するコミュニティサイトで、Webメールのサービスを行なっている。実際のアドレスは「ユーザー名@honey.candy-cafe.com」となる。またメール転送サービスも実施している。
■J-WAVE NET
http://www.j-wave.co.jp/member/
FMラジオ局「J-WAVE」の関連サイト。クレジットカードの発行などを行なっているが、無料の会員制度があり、アドレスが「ユーザー名@j-wave.net」になるWebメールが利用できる。
■MailWalker
http://m.walkerplus.com/
「ユーザー名@m.walkerplus.com」のメールアドレスが取得できる。タウン情報サイト「Walker Plus」の会員向けサービスで、登録・利用などは無料。
■カフェスタ
http://www.cafesta.com/
アバターを媒介としたコミュニケーションポータルのカフェスタ。ホームページスペースなどのほかに、容量5MBのWebメールアカウントが取得できる。実際のアドレスは「ユーザー名@cafesta.com」。
■なびめーる
https://mail.tokainavi.ne.jp/
中部電力系の情報システム会社、中電シーティーアイが運営する地域情報サイト「東海なび」では、会員向けにWebメールアカウントの発行を行なっており、「ユーザー名@pt.tokainavi.ne.jp」のアドレスが取得できる。会員登録・メールの利用はともに無料。
■inter7.jp
http://www.inter7.jp/
「ユーザー名@inter7.jp」の無料メールアカウントを発行する。メールボックスの容量は最大30MBまで。Webメールとしてだけでなく、転送設定なども可能。なおメールソフトからの利用は受信のみとなり、送信はサーバーを設けていない関係上、不可とのこと。
■メル
http://melu.jp/
携帯電話からもアクセスできる無料のWebメール。登録項目も希望アドレスとパスワードだけと最小限で、手軽にアドレスが取得できる。実際のアカウントは「ユーザー名@melu.jp」だ。
■FreeMail
http://freemail.brassband.jp/
最大受信容量3MBの無料Webメール。アドレスは、希望するユーザー名と「dice.netzone.cc」「***.brassband.jp」など16種類のドメインから組み合わせて選択可能だ。
■日本語無料メール飛脚
http://www.hikyaku.com/jpmail/jpmailj.html
無料のWebメールサービスで、取得できるアドレスは「ユーザー名@hikyaku.com」。Javaアプレット版では、日本語環境を搭載していないOSやPCからでも日本語表記のメールを送受信できるという。一部のFAQなどは英語表記なので注意しよう。
●POP対応無料アカウント
無料のメールアカウントであっても、使い慣れたメーラーから使えないと困る、という方はPOP3に対応したアカウントを発行するサービスを利用しよう。有料ISPの発行するアドレスを登録することが条件になってるケースも多いので、予備アドレス的に使ってみてはどうだろう。
■トクトク・フリーメールサービス
http://tok2.com/
無料のホームページスペースなどを提供している、トクトクの無料メールサービス。「ユーザー名@***.tok2.com」のPOP3アカウントが取得できるが、ユーザー登録をするためには別のメールアドレスを持っている必要がある。
■ぴったりメール
http://pittari-mail.net/
「iiwa.net」「mattete.net」など、全30種類のドメインの中から希望のものを選択できる。またメールボックスの容量は3MB、1通あたりの最大送受信サイズは1MBに設定されている。
■さくさくドットコム
http://www.saku2.com/
発行されるメールアドレスは「ユーザー名@saku2.com」で、容量は2MB。NTTドコモ、ボーダフォン系の携帯電話からメールをチェックすることも可能だ。
■情報楽園 フリーメールサービス
http://www.comeon.to/freemail/
「ユーザー名@comeon.cx」と、一風変わったcxドメインのPOP3アカウントを発行している。なお、初期申込時には別メールアドレスの登録が必須だが般的なフリーメールのアドレスは設定できない。
■Zenno.com
http://zenno.com/
APOPに対応した無料メールアカウントで、ドメインは「***.117cx」「***.707.to」など14種類から選べる。容量は3MBだが、有料版ではメールボックス容量が10MBに拡張される。
■1DK.JP
http://www.1dk.jp/
取得できるアドレスは「ユーザー名@1dk.jp」と、非常に短いのが特徴。デザインのシンクタンク「Japan Design Net」が運営するため、利用には同社のメールマガジン「DESIGN WEEKLY」を購読することが条件となる。
●受信専用アドレスなどに転送メール
「複数のメールアドレスを持ちたいが管理が面倒」という方には、転送メールがおすすめだ。メールマガジンの購読など、受信中心の用途に適している。
■infoseek転送メール
http://forward.infoseek.co.jp/
Webメールを提供するinfoseekだが、転送メールサービスもラインナップしている。得られるアカウントは「ユーザー名@infoseek.to」。「ユーザー名@anet.ne.jp」宛でも同様に転送してくれる。
■CSC
http://www.csc.ne.jp/
無料メーリングリストなど、各種の無料サービスの中で、メール転送サービスも同様に無料提供している。こちらで取得できるアドレスは「ユーザー名@csc.jp」と、かなり短め。
■Mr.Postman
http://www.mcn.ne.jp/
「ベーシックサービス」は、定期的にアンケートへの回答を行なえば、無料でメール転送を行なってくれるサービス。アドレスのドメインは「mcn.ne.jp」「kix.ne.jp」の2種類から選べる。
■kanagawa.to
http://www.kanagawa.to/
初回登録時に、居住地域を神奈川県内の市町村一覧から選ぶ。その市町村名に応じてサブドメイン設定され、アドレスも「yokohama.kanagawa.to」「odawara.kanagawa.to」などになる。サービスは無料だが、広告メールの送信やアンケートへの回答を依頼する場合があるとのこと。
●さらなる情報源
最後になるが、無料メール関連の情報サイトをご紹介しよう。
■無料イエローページ
http://yellowpage.gogo.tc/
Webサイトの作成時に役立つ無料サイトを紹介するリンク集。無料メールのページについては「フリーメールアカウント」のリンクから。短くまとめられたコメントともに、容量、POP対応なども一覧できる。
■イー無料 無料メールアカウント
http://www.e-muryou.com/mailact.htm
ホームページ用素材や壁紙など、各種の無料サービスを紹介しており、無料メールについても情報を掲載する。POPへの対応、Webブラウザからの操作、転送設定の3種類の条件をもとに検索が可能だ。
■タダものではない!
http://tadamono.to/
無料サービスへのリンク集だが、定期的にリンク先をチェックし、サービス継続中か否かを随時告知しているという。休止中のサービスについても具体的に名称を挙げているので、有効に活用したい。
■VIVA POPMAIL
http://www.susono.com/~viva/
無料メールサービスのリンク集だがサイト名称のとおり、POP3アカウントについてのみをまとめている。また日本国内だけでなく、米英独露など外国語圏のサービスも紹介している。
(2004/02/27)
[Reported by 森田秀一]
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