日本時間8月13日、アテネオリンピックがいよいよ開会する。お家芸である柔道以外に、競泳や陸上、球技などでもメダルが期待され、盛り上がる事は必至だ。4年に1度のスポーツの祭典をとことん楽しもう!
● オリンピックを深く知る
私たち一般人がオリンピックに触れる機会でもっとも多いのはテレビ観戦だろう。だが一歩踏み込んでオリンピック、ひいてはスポーツそのものを深く知れば、観戦もさらに興味深いものになるだろう。
■ 日本オリンピック委員会
http://www.joc.or.jp/
オリンピックを知るために欠かせないのは、なんといっても日本オリンピック委員会の公式サイトだろう。アテネ大会特集ページや各競技ごとの日本代表選手名鑑、関連リンク集など幅広い情報を揃え、資料性も高い。
■ ATHENS 2004 Olympic Games
http://www.athens2004.com/athens2004/
ギリシャのアテネオリンピック組織委員会による公式サイト。残念ながら日本語版はなく、英語版が中心となるが、過去大会のメダリスト一覧など、データ的なものも多いので参考になるだろう。翻訳サイトなどを利用して読んでみよう。
■ オリンピック物語
http://www.yomiuri.co.jp/athe2004/special/monogatari/
読売新聞に長期連載されたオリンピックに関するコラム。平和の祭典として開催される一方、戦争の影も見え隠れするオリンピック。女性参加までの道のりやアマチュアとプロの垣根の問題にも踏み込んだ内容だ。
■ 日本アンチドーピング機構
http://www.anti-doping.or.jp/
せっかく入賞しながら、不正な薬物利用が発覚して失格になる例もある。元オリンピック選手の鈴木大地氏へのインタビューは、実際のエピソードも交えたもので興味深い。私たち観戦者にとっても勉強になる。
● マスコミ各社も特別体制で報道
日本国内におけるスポーツの盛り上がりといえば、2002年のワールドカップが記憶に新しい。その時にもまして、マスコミ各社は特別体制を整えている。「とりあえず、アテネ情報を知りたい」というときは、各社サイトにアクセスしてみよう。
■ NHKアテネオリンピックオンライン
http://www.nhk.or.jp/olympic/
http://a.nhk.jp/pc/
注目競技の予選・決勝を中心に放送するNHKでは、日本選手団の紹介や各競技の見所を掲載。アテネ市街の競技会場が一目でわかる地図も用意した。携帯電話に競技結果をメールしてくれる「NHK オリンピックメール」の申し込みも可能だ。
■ フジテレビ アテネ五輪特集
http://www.fujitv.co.jp/sports/athens2004/
フジテレビでは、開会式に先駆けて行なわれるサッカー男子予選 日本対パラグアイ戦を12日深夜26時5分から放送。以後も野球やソフトバールの予選などを放映予定だ。Webサイトではメインキャスターを務める藤原紀香をはじめとするアナウンサーや解説者の“オリンピックに対する思い”も掲載している。
■ ROAD to ATHENS
http://www.tbs.co.jp/olympic/
TBSによるオリンピック特番の放映スケジュールや出演者の紹介を行なうページ。金メダルの期待がかかる北島康介選手の競泳男子100m平泳ぎ決勝、野口みずき選手、土佐礼子選手らが出場する女子マラソンなどに注目だ。ソフトボール、サッカーの予選なども放送予定だ。
■ テレビ東京 2004アテネ五輪
http://www.tv-tokyo.co.jp/athens2004/
テレビ東京のWebサイトでは女子レスリングの注目選手をピックアップ。アニマル浜口を父に持つ72kg級の浜口京子選手を始め、48kg級と63kg級に出場する伊調姉妹、55kg級の吉田沙保里選手らを掲載している。放送は8月23日22時より4階級の準決勝・決勝を予定しており、いずれもメダルの期待がかかるという。
■ YOMIURI ON-LINE アテネ五輪
http://www.yomiuri.co.jp/athe2004/
新聞社系のアテネ五輪関連サイトの特徴は、なんといっても早さと情報量だ。YOMIURI ON-LINEでは競技別ニュースに加え、コラム等も豊富。注目選手の出場予定がわかる「きょうの見どころ」も便利だ。
■ asahi.com アテネ五輪
http://www2.asahi.com/2004athens/
基本のニュース記事はもちろん充実。「Flash競技解説」のページでは、アニメーションを使って、より具体的な競技戦術・戦法を解説する試みも行なわれている。ページ上部にある「ギャラリー」のボタンからリンクしている。
■ MSN-Mainichi INTERACTIVE 2004オリンピック
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/2004olympic/
毎日新聞系のMSN-Mainichi INTERACTIVEでもオリンピック特集ページが設けられている。選手達の活躍の舞台裏を伝える「アテネへ」、海外の注目選手の動向を伝える「アテネの星」を始めとした読み物もある。
■ 共同通信アテネ五輪特集
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/athens/
国内外のマスコミ各社へニュースを提供している共同通信社による、オリンピック特集。連載企画も多数あり、「世界のスーパースター」は文字通り、金メダル獲得が注目される超・有力選手の近況がわかる。
■ 時事通信社 アテネ五輪特集
http://sports.jiji.com/athens/
聖火リレーから始まる、オリンピック一連の動きが多数アーカイブされている。フォトギャラリーのページでも大会前の現段階から、すでに多数の写真が掲載中。大会開始後の更新にも期待だ。
■ Athens 2004 Olympics
http://www.reutersjapan.com/
8月6日にリニューアルが発表されたばかりのロイター・ジャパンWebサイトのアテネ五輪特集。ニュース、コラム、競技スケジュール、結果をページ別にまとめる。写真の一覧から本記事を探すことも可能。
■ SANSPO.COM 2004 アテネ五輪特集
http://www.sanspo.com/athens2004/
サンケイスポーツのWebサイト。日本選手団の選手名鑑は、基本的な経歴はもちろん顔写真入りでわかりやすい。テレビ観戦のサブテキストに最適だ。
■ nikkansports.com ATHENS2004
http://athens2004.nikkansports.com/
日刊スポーツの提供するニュースサイト。最注目競技のサッカー・野球・競泳・陸上・柔道で個別ページを設けるなど、準備は万端。8月12日からは写真ニュースの掲載も予定されている。
■ デイリースポーツonline 五輪特集
http://www.daily.co.jp/olympic/
こちらのページでは、デイリースポーツ新聞紙面に掲載されたオリンピック関連記事を集約。速報なども伝える。
■ スポーツ報知 アテネ五輪スペシャル
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/olympic/
スポーツ報知の五輪特集サイトはシンプルな構成ながら、代表選手決定のニュースなど、比較的古いバックナンバーにも目を通せるのが特徴。今年初頭からのオリンピック本大会に向けての流れが把握しやすい。
■ アテネオリンピック完全観戦ガイド
http://www.sportsclick.jp/p/olympic/
ベースボール・マガジン社が運営する、スポーツを実際に楽しみたい人向けの情報ページ。速報の掲載などは行なわれないようだが、各競技の解説が大変充実。「フェンシング」「馬術」「近代五種」など、日本では馴染みの少ない競技の全貌ももちろんわかる。
■ ウォーカープラス オリンピック観戦ガイド
http://www.walkerplus.com/athens2004/
角川書店系のWebサイト「ウォーカープラス」でも五輪開催競技全種目の見どころを解説。有力選手については「メダルへの条件」として、克服すべき課題や選手周辺を取り巻く環境を展望している。
■ Yahoo!スポーツ × スポーツナビ アテネオリンピック特集
http://athens.yahoo.co.jp/
ポータルサイト最大手のYahoo! JAPANでも、五輪特集が組まれている。「注目の選手」コーナーは、選手経歴とともに現在までの活躍を長文で解説。「競技種目」でも見どころだけでなく詳細なルールにも触れられており、Webサイト全体で読み応えタップリだ。
■ goo アテネ五輪特集
http://athens2004.goo.ne.jp/
gooのアテネ五輪特集では、ユーザーが閲覧したニュースの履歴に応じて自動的に好みの記事を表示するシステムを導入。記事自体はロイターや共同通信から配信されたものだが興味あるジャンルの注目記事をいち早くチェックできる。
■ エキサイト アテネ五輪特集
http://www.excite.co.jp/News/special/athens/
http://www.excite.co.jp/News/special/athens/photo/
エキサイトでもアテネ五輪特集を開催。アテネ五輪に関する画像を1日に約200~400枚配信する「アテネ最強写真館」などが楽しめる。エキサイトブログユーザーであれば、エキサイトスタッフが選んだ「おすすめの写真コーナー」やオリンピック関連ニュースなどで、トラックバックも可能だ。
■ インフォシークニュース アテネ五輪特集
http://news.www.infoseek.co.jp/athens2004/
インフォシークのアテネ五輪特集ではニュース記事だけでなはなく、スポーツライターの二宮清純氏によるコラムをはじめとする各種企画特集を用意している。
■ Sports@nifty アテネ五輪
http://sports.nifty.com/athens2004/
各メディアから伝えられるニュースをまとめて掲載。さらには大林素子氏による、女子バレーボール全試合レポートが公開される予定で、すでに同氏へのインタビュー記事も掲載されている。
■ MSNアラート アテネ特集
http://alerts.msn.co.jp/
MSNでは、MSNメッセンジャーのアラート機能を利用して、アテネオリンピックの試合速報を通知してくれるサービスを期間限定で実施。1日あたり5~10回程度の予定で配信する。
● ネットで選手を応援しよう!
テレビで観戦するだけでなく、選手をもっと応援したい! そんな希望をかなえるサービスを集めてみた。
■ アテネオリンピック日本代表選手団へエールを送ろう!
http://ganbare-nippon.yahoo.co.jp/
代表選手に応援メッセージカードを送ろうという企画。そのメッセージはYahoo! JAPANオリンピック事務局で選定の上、実際の選手団に届けられるという。Yahoo!プレミアム会員(月額294円)またはYahoo! BB会員のみ参加できる。
■ アテネに届け! サイバー折鶴キャンペーン
http://www.kirin.co.jp/active/sports/olympic/orizuru/
ネット上で“サイバー折鶴”を折って、日本選手団を応援しようというキリンビールの企画。折鶴といっても実際には指定の数カ所クリックするだけで簡単にできあがる。同時に発泡酒のプレゼントも行なわれているが、こちらは満20歳以上の成人のみ応募できる。
■ JOC がんばれ! ニッポン! パーク in 東京ドームシティ
http://www.tokyo-dome.co.jp/nippon/
東京・水道橋の東京ドームシティで、7月13日から9月12日まで実施されるオリンピック応援イベント。期間限定ミュージアムや応援メッセージの掲示、体力測定イベントなどが行なわれている。注目はパブリックビューイング。230インチの大型モニタで五輪を中継するという。みんなで応援しよう!
■ がんばれ! ニッポン! オリンピック日本代表応援ステーション
http://www.amlux.jp/topics/olympic.shtml
http://www.megaweb.gr.jp/Topics/Olympic/
トヨタでは、東京・池袋の「アムラックス東京」とお台場「メガウェブ」で31日までオリンピック関連イベントを開催。イベントでは、現地からの最新情報を逐次公開し、日本代表選手団公式ユニフォームや選手が実際に着用したグッズを展示する予定だ。
■ チームがんばれ! ニッポン!
http://www.pia.co.jp/info/joc/
ぴあが運営するオリンピック選手団を応援したい人々の会員組織。会費の一部は選手の強化費用に充てられるという。年会費は23歳以上の正会員の場合5,250円。会員誌の送付や、メンバー限定Webサイトの利用サービスが受けられる。
■ 卓球 TV752・スーパーサーキット~アテネ五輪特集
http://www.aii.co.jp/go/takkyusc.html
AIIでは、アテネオリンピックに卓球日本代表として出場する松下浩二選手や福原愛選手など7名のインタビュー映像と、各選手の試合映像を月額315円で配信。配信期限が8月15日までなので早めにチェックしよう。
● まだまだある! 関連企業&団体
テレビで観戦するだけでなく、選手をもっと応援したい! そんな希望をかなえるサービスを集めてみた。
■ Panasonic / Olympic Games in Action
http://panasonic.co.jp/olympic/jp/
1984年に開催されたロサンゼルス大会以降のハイライトを映像で振り返る。カール・ルイス金メダル獲得の瞬間や、バルセロナでの最終聖火リレー(火矢を放って70m先の聖火を点火)など、懐かしい映像がいっぱい。
■ MIZUNO ATHENS WEB
http://www.mizuno-athensweb.com/
スポーツ用品メーカーであるミズノのオリンピック特集サイト。「スポーツ用具の供給」という、いわば裏舞台の面からオリンピックをサポートする様子がわかる。大会中は現地レポートも公開予定。
■ スポーツ仲間ドットコム
http://www.sports-nakama.com/
こちらもミズノの関連サイトで、日本代表チームのレプリカユニフォームや公式グッズをラインナップしているのが特徴。受注生産品もあるので、注文時には条件をチェックしておこう。
■ 日本サッカー協会
http://www.jfa.or.jp/
男子・女子チームとも見事に出場枠を獲得、メダルの期待もかかる。日本サッカー協会の公式サイトでは代表メンバーの発表も行なわれた。17条におよぶ競技規則のページも面白い。「得点を喜ぶためにジャージを脱いだ競技者は、反スポーツ的行為で警告されなければならない」って知ってましたか?
■ 全日本野球会議(野球日本代表)オフィシャルサイト
http://www.japan-baseball.jp/
長嶋茂雄監督は病に倒れたものの、依然としてメダルへの期待は高い。そんな日本代表チーム“長嶋ジャパン”のオフィシャルサイトでは、選手紹介や日程だけでなく過去の試合を無料でストリーミング配信している。Windows Media Playerに対応し、配信帯域は128kbpsもしくは500kbpsだ。
■ 全日本柔道連盟
http://www.judo.or.jp/
柔道といえば日本選手団団長を務める井上康生選手や、五輪2連覇を目指す谷亮子選手など注目選手が目白押し。Webサイトではオリンピック代表選手の情報もバッチリで、スケジュールもあわせて掲載されている。
■ 日本バレーボール協会
http://www.jva.or.jp/
バレーボール、そしてビーチバレーの代表選手情報、試合開催日程を掲載する。プロフィール欄にある「最高到達点」という数値に、バレー選手らしさを感じるのは筆者だけではあるまい。1996年アトランタ大会以来、2大会ぶりに五輪出場を決めた女子バレーボールチームの「メダル獲り」は果たして実現するか? 期待しよう。
■ 日本陸上競技連盟
http://www.rikuren.or.jp/
陸上競技でもっともメダルが期待できるのは、なんといっても女子マラソン。現地時間22日18時にスタート予定だ。そのほかにも室伏広治選手のハンマー投げ、末續慎吾選手の男子100m走など注目競技目白押しで、大会後半のほぼ全日に渡って各競技が実施される。
■ 日本水泳連盟
http://www.swim.or.jp/
競泳は、北島康介選手を筆頭に各種目でメダル獲得が有力視されている。飛び込み、シンクロも含めて14日から27日まで連日競技が開催される。
■ 日本レスリング協会
http://www.japan-wrestling.com/
http://www.japan-wrestling.com/Athens/top.htm
「アテネ 五輪・取材資料」と題したページは、選手略歴・各階級別見どころから、試合の楽しみ方までがまとめられた丁寧な作りで、初心者にもうってつけの内容。とくに専門用語集は充実しており、俗語にまで解説がおよぶ。
■ 日本体操協会
http://www.jpn-gym.or.jp/artistic/2004/infor/data/04ol_00.html
日本体操協会のWebサイト。オリンピック特集ページにはコラムも掲載中だ。ルール解説は一問一答形式で、とても読みやすい。審判員の判定によって得点が算出されるスポーツだけに、採点方式は把握しておきたいところだ。
■ 日本ソフトボール協会
http://www.softball.or.jp/
シドニー大会では残念ながら銀メダルに終わったソフトボール。今大会こそは、と金に期待がかかる。代表選手のプロフィールは一言コメントもあり充実。野球とは微妙に異なる、競技規則のページも必見だ。
■ 日本自転車競技連盟
http://www.jcf.or.jp/
http://www.keirin.go.jp/olympic/
日本における自転車競技を統轄する団体。自転車競技には様々な種類があって、スプリント、タイムトライアル、ロードレースなどがある中の1つに「ケイリン」という種目もある。競輪のオリンピック特集ページともども参考にしてみよう。
■ Mizuno Track Club
http://www.mizuno.co.jp/mtc/
室伏広治選手や末續慎吾選手らが所属するミズノ・トラッククラブのWebサイト。選手のより詳しい競技歴やインタビューが公開されている。
■ FROG TOWN
http://www.frogtown.jp/
北島康介選手の公式Webサイト。本人からのメッセージは、さすがに本番前とあってか更新は滞っているが、合宿先での映像なども公開されている。
■ MIKI HOUSE Web アテネ五輪サイト
http://www.mikihouse.co.jp/athens_olympic/opening.html
柔道60kg級の野村忠宏選手、卓球女子の福原愛選手などが在席するミキハウス。選手への応援メッセージ受け付けは残念ながら8月10日で終了したが、インタビューページなどで楽しもう。
■ 日本障害者スポーツ協会
http://www.jsad.or.jp/
パラリンピックへの選手派遣などを行なう団体。すでにお馴染みとなっているが、今回のパラリンピックは9月17日から28日にかけて開催される。日本からは163名の選手が参加する予定
(2004/08/12)
[森田秀一]
- ページの先頭へ-
|