個人でも簡単にモノを売れるインターネットオークションだが、店頭では手に入らないレアグッズや、一点物も購入できたりと、買う側のメリットも大きい。今回は、そんなオークションサイトを取り上げる。
●オークションサイト、気になる利用料は!?
ネットオークションは当初こそ無料サービスが中心だったものの、現在は、出品量に応じた従量制課金や月額基本料金を設定した有料サービスがシェアの多くを占める。まずは、気になる利用料金をテーマにオークションサイトを紹介する。
■Yahoo!オークション
http://auctions.yahoo.co.jp/
「ヤフオク」という略称も、もはや定番。国内におけるインターネットオークションといえばYahoo!オークションを真っ先に思い浮かべる方も多いだろう。出品・入札ともにまず月額280円のYahoo!プレミアム会員になる必要がある。そのほかに1個あたり10円の出品システム利用料、落札金額の3%分の落札システム利用料などが発生する。
■楽天フリマ
http://furima.rakuten.co.jp/
主に法人が出品する「楽天市場スーパーオークション」に対して、個人ユーザー向けなのが「楽天フリマ」。初期費用・出品料はともに無料。落札手数料は5%だ。「固定価格」の製品として出品すると、自分の希望する金額での販売もできるが、手数料は10%となる。
■ビッダーズ
http://www.bidders.co.jp/
ディー・エヌ・エーが運営するオークションとショッピングのサイト。月額会員費用はなく、出品自体は無料だが、落札金額の2.5%が手数料になる。また、オークションの存在を目立たせるための「太文字オプション」などを利用する場合には別途費用がかかる。
■MSN オークション
http://auction.msn.co.jp/
総合ポータル「MSN」のオークションで、無料メール「Hotmail」にも利用する「.NET Passport」アカウントでログインできるのが特徴。実際の運営はディー・エヌ・エーが行なっているので、費用体系も基本的にビッダーズのものに準じている。
■gooオークション
http://shope.goo.ne.jp/auction/
gooにおけるオークションもビッダーズのディー・エヌ・エーが運営が担当。会員登録自体もビッダーズのサイトから行ない、落札金額の2.5%が手数料となる方式を筆頭に、料金体系も同じだ。
■livedoor オークション
http://auction.livedoor.com/
2月26日にスタートしたばかりのlivedoor オークション。月額基本料金や落札料などはかからず、事前のlivedoor IDの取得も含めて無料で利用できる。ただし個人認証のためにメールアドレスを別途用意しておく必要がある。
■キュリオシティ オークション
http://auction.curio-city.com/
三井物産などが出資するショッピングサイト「キュリオシティ」のオークション。現在は個人の出品受付を停止しているため、入札利用が中心となる。なお落札した側は、原則として360円の「ネットダイビキ利用料」を払うことになる。
■ぐるぐるオークション
http://www.guruguru.net/auction/
出品料・落札手数料などがかからない、無料のオークションサービス。ボランティアベースで運営しているという。コミックやビデオといった趣味的なカテゴリが多い。
■WANTEDオークション
http://www.auction.co.jp/
個人・企業向けともに、会員登録や出品手数料、落札料などは無料。ただしネット
銀行と連動した有料の個人認証制度も設けている。1カ月525円より。
●商品を発送する
あなたの出品したものが落札された場合、次の作業は商品の配送。ほとんどのケースでは宅配便業者や郵便を利用するはず。伝票番号を元にした荷物追跡サービスを提供している場合も多い。
■ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/
ご存じクロネコヤマトの宅急便。配達時間のメール通知サービスを行なっており、発送側が登録を行なえば、届け先のメールアドレスに配達予定日・時間などを知らせることができる。
■日本通運 宅配サービス
http://www.nittsu.co.jp/pelican/
ペリカン便のホームページ。集荷依頼をWeb上のホームから行なうと、運賃を1個あたり100円値引くサービスを行なっている。家庭の事情であまり外出できない方にはもってこいの特典だ。
■ゆうびんホームページ
http://www.post.yusei.go.jp/
郵便局で取り扱う一般小包郵便物、通称「ゆうパック」。回数割引制度を実施しており、ゆうパックを1個利用するごとに1枚もらえるシールを10枚集めると、1個分無料で発送できる。配達日・時間の指定も可能だ。
■佐川急便
http://www.sagawa-exp.co.jp/
自宅にいながらにして、デビットカードやクレジットカードで代金引換荷物の料金決済ができるサービス「e-コレクト」を展開する佐川急便。インターネットビジネスを物流面でサポートするソリューション「e's(イーズ)」も提供している。
■西濃運輸
http://www.seino.co.jp/
西濃運輸のWebサイト。同社の運営する「セイノーショッピングモール」へのリンクも用意されている。
■あかぼうホームページ
http://www.akabou.jp/
宅配便では送れない大きな品物を配送したい……というような場合は「あかぼう」が選択肢に挙がるだろう。軽貨物車を使ったチャーター便で、地域にかかわらず全国一律の料金制度を敷いている。ただし、配送状況を確認できるサービスは提供していない。
●代金の支払い
代金の支払いは、オークションの最重要事項。ここでは、オークションサイトと連動したネット専業銀行や決済代理サービスなどを紹介する。
■ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/
日本におけるネット専業銀行の草分けとも言えるジャパンネット銀行。Yahoo!プレミアム会員費や利用料の支払いを、クレジットカードではなく口座振替で行ないたい時に便利だ。また出品者がジャパンネット銀行の口座を開設しているケースも多く、落札者側でも同行に口座を作れば手数料が安く済むケースも。
■イーバンク銀行
http://www.ebank.co.jp/
メールを利用した送金サービス「メルマネ」を提供する。また、イーバンク口座間での振替なら、手数料無料・24時間リアルタイムに入出金が行なえるメリットがある。Yahoo!オークションや楽天フリマの利用料を口座引き落としで支払うこともできる。
■一般振替口座
http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk10110.htm
郵便局で取り扱う振替専用の口座。支払い側が郵便局に口座を持っていなくても利用でき、手数料も取り扱い金額が1万円以内なら60円(通常払込み・機械扱いの場合)と安価。ただし振込確認に数日かかるため、一刻も早く商品を送ってもらいたい場合などには不利な点もある。
■セーフティパス
http://www.safety-pass.com/
NTTコミュニケーションズが提供する、ICカードを使った決済手段。出品者側の電子マネー口座に対して、落札者側はクレジットカードで代金の支払いができる。Yahoo!オークションやビッダーズ、WANTEDオークションなどで利用可能。なおセーフティパス年会費は1000円のほか、電子マネーから現金化する際の手数料などが必要になる。
■オークションチェック
http://www.auction-check.com/
落札者と入札者の間に介在し、取引サービスを担保するエスクローサービスを行なう。第三者として商品代金を一旦預かった後、落札者が商品の到着を確認してから、代金を出品者者に払い込むので、詐欺などを防止することができる。利用手数料は50円から。
■イオンレジオークション
http://www.aeonmarket.com/aeonregi_a/
イオングループによるエスクローサービス。取引終了後に利用手続きを行なうと、商品の集荷も同時に依頼できる。利用料金は配送料込みで1350円より(関東・甲信越地方内での集荷・配送で、梱包物が一定サイズ以内、落札金額1万円以内の場合)。なお出品・入札側とも、クレジットカードが必要。
■宅急便エスクローサービス
https://escrow.kuronekoyamato.co.jp/
ヤマト運輸が取引商品の集荷から配送、集金を代行してくれるサービス。もちろんエスクローサービスとして、正しい商品が届かなかった場合に出品者側への支払いを停止し、返品することも可能だ。手数料は315円から。そのほかに口座振り込み手数料・印紙代などが必要。
■WebMoneyエスクローサービス
https://tobank.webmoney.ne.jp/
オークション代金を、プリペイド型電子マネー「WebMoney」で受け取れるエスクローサービス。商品到着確認後に落札者への支払いを確定させられる。エスクロー手数料は4月15日まで無料。なお受け取ったWebMoneyを銀行口座に振り替えて現金化することも可能だ(要手数料)。
■Yahoo!ペイメント
http://payment.yahoo.co.jp/
Yahoo!オークションで利用できるクレジットカード決済手段。落札者側が口座番号を相手に教えなくても利用できる。手数料は、送金金額が6,000円以下の場合300円、6,001円以上の場合は金額の5%となり、落札者側で負担する。
●オークションのコツを見つける
たくさんの品物が掲出されるオークションサイトでは、少しでも目立つ工夫が必要。例えば出品物の写真を撮影して紹介ページに載せることは、入札者側に安心感を与えるという点でも効果的な手段だ。
■オールアバウトジャパン ネットオークション
http://allabout.co.jp/computer/netauction/
専門ガイドによるわかりやすい記事が充実のオールアバウト。ネットオークション専門のカテゴリがあり、関連ニュースの解説や、各種リンク集を掲載している。特に「ネットオークションNEWS」は月別に新サービスや事件報道をフォローしているので、オークション事情を知るのにお勧め。
■オークション関連リンク集
http://luna.pobox.ne.jp/auction/
オークションで役に立つWebサイトを「商品の発送」「代金の支払」「トラブル対策」などの分野別に紹介するリンク集。商品説明ページを効果的に飾るHTMLの具体的使用例についても詳しい。
■オークションサイトやや最強リンク!
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/1737/link/auctionl.html
オークション関連のWebサイトをコメント付きで解説しているので、目的のサービスを探しやすい。また企業が独自に行なうオークションサービスの紹介も行なう。家電やホテル宿泊プランといったものをオークションで入手したい方は参考にしよう。
■オークション統計ページ(仮)
http://www.aucfan.com/
欲しい品物を効率的に探したいならこちら。Yahoo!オークションや楽天フリマ、ビッダーズなど主要なオークションを一括検索できる。同時にカテゴリ別落札率や売買された商品の価格帯といった統計的な情報の公開を行なっている。また終了したオークションから、落札金額の相場を調べる事も可能だ。
■ネットで収入.com
http://www.net-incom.com/
欲しい品物を効率的に探したいならこちら。Yahoo!オークションや楽天フリマ、ビッダーズなど主要なオークションを一括検索できる。同時にカテゴリ別落札率や売買された商品の価格帯といった統計的な情報の公開を行なっている。また終了したオークションから、落札金額の相場を調べる事も可能だ。
■送料の虎
http://www.shipping.jp/
宅配便の価格比較情報を公開するなど、オークション支援を目的にしたWebサイト。宅配便事業を行なう各社へのリンク集などもあるので、オークションに限らず、宅配便を利用する人は参考にしてみよう。
■WEB110
http://www.web110.com/
インターネットを利用する上で発生するトラブルや犯罪についての情報をまとめている。オークションに関係する法律についてのFAQ、オークション詐欺で実際に使われた口座の情報などが閲覧可能。掲示板を使ったトラブルの相談も会員間で行なっている。
■警察庁 ハイテク犯罪対策
http://www.npa.go.jp/hightech/
http://www.npa.go.jp/hightech/soudan/hitech-sodan.htm
ハイテク犯罪対策のWebサイトでは、警察庁が実施している各種の施策・対策がまとめられている。また、各都道府県の警察相談窓口の一覧があるので、万が一の場合には活用してほしい。
(2004/03/12)
[Reported by 森田秀一]
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