社会人ならば一度は「転職」を考えたことがあるだろう。これからの人生を決定しかねない一大事。転職情報サイトはインターネット上に無数にある。上手に活用して、少しでも有利な道を探そう。
●転職の準備段階に
具体的な転職先を探す前に、やるべきことをピックアップしておきたい。現職を円満に辞めるにはどうすればいいか、失業保険とはどんなものなのか。そして自分にはどんな職業が向いているのか――。しっかり準備して、転職活動本番に備えよう
■ ハローワークインターネットサービス
http://www.hellowork.go.jp/
転職・就職を考える者ならば一度は必ず見ておきたいのが、ハローワークのページだ。公開されている求人票のオンライン検索も提供しているが、仕事探しに関するさまざまなノウハウ、トラブルへの対処法、そして雇用保険の手続などに関する情報を得られる。
■ 雇用・能力開発ステーション
http://www.ehdo.go.jp/station/
独立行政法人の雇用・能力開発機構が運営。個人を対象とした公共職業訓練の検索サービスを提供している。新たな就業場所に備えて、能力を磨いておきたいという人は是非チェックしてみよう。
■ オールアバウトジャパン ビジネス・キャリア チャネル
http://allabout.co.jp/career/
履歴書の書き方から人材バンクの上手な使い方など、具体的な職探しの前段階から参考になる情報が満載。各分野に専任ガイドを配置し、内容も詳細だ。資格を取りたい人にも参考になるだろう。
■ わたしたちの転職活動記録
http://www.tenkatsu.jp/
同じ職業を目指す利用者が交流できる掲示板を用意する、“クチコミ”型の転職情報サイト。更新情報のRSS配信を行なうほか、ティッカー型のRSSリーダー「転活デスクバー」も配布している。
●求人情報を検索しよう
転職に関する備えができたなら、次は求人情報のチェックだ。インターネットを利用すれば大量の情報を検索できる。
■ リクナビNEXT
http://next.rikunabi.com/
求人情報ではお馴染み、リクルートによる転職情報のサイト。このジャンルで最大手のサイトだけに、情報量は豊富。週単位での求人情報が明記されており、1,787件(9月16日現在)の求人情報が登録されている。
■ Yahoo!リクナビ
http://rikunabi.yahoo.co.jp/
旧「Yahoo!求人情報」。現在はリクルートとヤフーで共同運営している。Yahoo! JAPANとの統合が進んでおり、ログインIDも共通になった。転職はもちろん、アルバイトや人材派遣に関する情報も提供している。
■ イサイズ仕事探し
http://www.isize.com/work/
転職・アルバイト・派遣・人材・バンク・新卒就職、そして独立開業という「しごと紹介」7つのサービスメニューを用意。適職診断サービスを有料で行なっており、学生向けタイプは3,600円~、社会人は5,250円~。
■ [en]社会人の転職情報
http://employment.en-japan.com/
エンジャパン運営。専任スタッフによる転職サポートサービスに力を入れており、会員登録すれば無料でメールによる転職相談や、Web上で記入した履歴書の添削なども受けられる。
■ インテリジェンス
http://tenshoku.inte.co.jp/
http://tenshoku.inte.co.jp/saishin/ranking/
転職を支援するインテリジェンスの転職情報サイト。人気企業のランキングや転職関連の各種レポートなどを提供している。
■ U2B
http://www.u2b.co.jp/
学生援護会が展開する転職情報サービス。基本の求人検索機能に加え、「ジョブトレ」というサービスを提供。離職予定日などを設定すると、それに応じた目安スケジュールをカウントダウンしてくれる機能や職業適性診断などを無料で提供する。
■ @type
https://type.jp/
キャリアデザインセンター発刊の転職情報誌「type」と連動。誌面上に掲載されたアクセスナンバーを入力すると、希望企業のより詳細な情報の確認や、応募もできる。
■ 日経BPエキスパート Blog
http://ex.nikkeibp.co.jp/
日経BPと日経BPエキスパートが運営する、エンジニア・技術系専門職対象の転職情報を集める。自身のプロフィールなどを匿名で登録し、企業からの反応を待てる「スカウト・サービス」も提供。
■ eCareer
http://www.ecareer.ne.jp/
転職情報専門サイト。毎週火曜日更新の特集や職種、勤務地などから希望の仕事を探せる。転職にまつわるコラムなども掲載され、まだ転職が現実的でない人も参考になる情報が多数ある。
■ 毎日キャリアナビ
http://career.mycom.co.jp/
仕事探し、スカウトサービスなど基本的な転職情報のほかに、4種類のアンケートに答えて、基礎的な職業適性や仕事能力の判定ができるサービス「適性診断」も提供する。
■ ジョブメール
http://www.jobmail.co.jp/
求人情報は、プログラマやハードウェア設計者、WebデザイナーなどIT関連職種が中心だ。項目ごとに細分化されており、例えばソフトウェア分野であれば、「プロジェクトマネージャ・リーダー」「業務アプリ開発」「パッケージアプリ開発」「DBアプリ設計」「NWアプリ設計」などの分類がされている。
■ DaiJob.com
http://www.daijob.com/
外資系企業や幹部クラス人材の情報が豊富。英語表記の求人情報もあるので、外国語のスキルを活かしたい人もチェックしてみるといいだろう。
■ e-aidem
http://www.e-aidem.com/
関東・東海・近畿・中国地方のエリア別に、地域密着型の求人情報を提供する。該当する地域で働きたいという方は必見だ。条件検索では自由にキーワードを設定できるので、細かな希望も反映させられる。
●人材派遣、人材バンクを利用してみる
就業形態として、すっかり根づいた感のある「派遣」。コンサルタントによるサポートが魅力の「人材バンク」を通じて転職するケースも増えているようだ。この2つをキーワードに転職情報サイトを集めた。
■ はたらこねっと
http://www.hatarako.net/
ディップの運営する派遣情報サイトで、広末涼子の広告でも有名だ。13,000件(9月16日現在)を超える求人情報を、勤務地や職種などで検索できる。数はそれほど多くはないが、海外の情報も提供している。
■ オー人事ネット
http://www.022022.net/staff/
人材派遣業の大手スタッフサービスグループの派遣情報が検索できるサイト。東京23区内の仕事では最低時給を1,640円に設定するなど、高収入が期待できるという。派遣登録者向けに無料の講座も開催中だ。
■ テンプスタッフグループ
http://www.tempstaff.co.jp/personal/
http://www.jobcheckit.com/
派遣社員の斡旋などを専門的に取り扱う、テンプスタッフのサイト。「派遣」というシステムのポイントについても詳しく解説している。姉妹サイトの「ジョブチェキ!」でも仕事情報の検索が可能だ。
■ パソナ
http://www.pasona.co.jp/
http://www.pasonet.ne.jp/
パソナも、おもに人材派遣のフィールドで知名度の高い企業だ。関連サイト「パソネット」を通じて、派遣業界の動向や用語集などの情報を提供している。
■ ソニー・ヒューマンキャピタル
http://www.sonyhumancapital.co.jp/
ソニー系の人材サービス会社。転職、派遣、契約型エンジニアという3種類のカテゴリで各種の情報を提供する。「転職」ページでは、ソニーグループ限定の求人情報ページもある。
■ グッドウィル・キャリア
http://www.gwc.co.jp/
https://www.gwc-design.ne.jp/
人材に関するカウンセリング・斡旋を全般的に取り扱う。目的とする就業形態別にWebサイトを構築しているので上手に使い分けたい。一般にいう「転職」を希望する人は、「キャリアデザイン」のページを参照するとよいだろう。
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●複数情報源を一括検索
最後に紹介するのは、複数の求人情報サイトを「串刺し」で一括検索できるサービスだ。転職情報はとにかく数が多いので、少しでも効率的に検索したい人には魅力的なサービスだろう。
■ しごと情報ネット
http://www.job-net.jp/
厚生労働省などの主導による求人検索サイト。ハローワークや一部の民間職業紹介会社で扱っている求人情報を一括検索可能。派遣やパートなど含めて64万件超の案件が登録されている(9月16日現在)。
■ 仁王nioh.jp
http://nioh.jp/
ソフトバンク・ヒューマンキャピタル運営。登録企業による求人情報はもちろん、ロボット型検索エンジンで自動収集した情報も同時に検索可能だ。新着求人情報のRSS配信も行なっている。
■ Job@nifty
http://job.nifty.com/
求人に関する全般的な情報を揃える。転職、派遣、アルバイト・パートはもちろんUターン、Iターン就職に関する情報も掲載。希望する就業条件を設定しておけば、メールで新着情報を知らせてくれるサービスを実施している。
■ インフォシーク求人情報
http://job.infoseek.co.jp/
リクナビNEXT、[en]など、複数の求人情報サイトからデータの提供を受けている。職種や希望勤務地域などを指定すれば、まとめて結果を表示。転職だけでなく、アルバイトや派遣に関する情報もある。
■ 人材バンクネット
http://www.jinzai-bank.net/
複数の人材バンクに登録されている求人情報を一括検索できる。転職セミナーの開催や専門家によるカウンセリングなどの案内も行なっている。
(2004/09/17)
[森田秀一]
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