ノルウェーのOpera Software ASAは23日、Windows向けWebブラウザの新版「Opera 7.20」を正式にリリースした。ページのレンダリング速度やJavaScriptの実行速度などが高速化されている。ただし日本語版はまだ提供されていない。
Opera 7.20では、アラビア語やヘブライ語のような右から左に書く文字への対応のほか、広告付きバージョンを利用しているユーザーにGoogleが提供しているテキストベースの広告か、一般的な画像ベースの広告のどちらを表示させるか選べるようにした。また、パスワードに関するセキュリティポリシーを、最低でも6文字以上で、少なくとも1つ以上のアルファベットと非アルファベットを使うか、少なくとも1つ以上の文字を非西洋言語から使うように変更した。
Opera Softwareでは、Operaを現在の商用ブラウザの中で唯一のメジャーな存在と位置付け、Operaの人気がMicrosoftのInternet Explorerよりも優れたWebブラウザが必要とされている証拠と自信を深めている。8月には、Opera7シリーズがwww.opera.comからのダウンロードだけで1,000万ダウンロードを記録したという。
同社CEOのJon S. von Tetzchner氏は「Opera 7.20で、我々は全てのメジャーリリースのたびに、新たな地平を開くための決定を証明することができた。Operaは『世界最速のブラウザ』の名に違わぬ、異論のない速度チャンピオンであるだけでなく、携帯電話にもフィットするようなパッケージの小ささという特徴も備えている」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2003/09/23/
主な変更点(英文)
http://www.opera.com/windows/changelogs/720/
・ 表示速度が向上した「Opera 7.20 for Windows Beta」リリース(2003/08/29)
( 岡田大助 )
2003/09/24 11:56
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