情報処理振興事業協会(IPA)は26日、平成14年度「未踏ソフトウェア創造事業」の開発成果を発表した。14年度では、採択した74件のプログラムの中から、8名の「スーパークリエータ」が誕生した。
平成14年度に採択した74件のプロジェクトのうち、13件において会社設立、15件において事業化(商品化)が実現、10件において民間から新たなサポーターが現われた。また、16件が世界的な学会の論文集に掲載され、10件で研究機関などからの招聘があった。
研究成果に対するプロジェクトマネージャーの評価は、8件が「天才プログラマー/スーパークリエータ」クラス、52件が「ある程度期待に応えた者」クラス、14件が「その他」クラスとなった。プロジェクトマネージャーには、国内外の大学の教授やAlan Kay氏などが名を連ねている。
スーパークリエータとして認定された研究には、Web上の新語を検出し辞典サイトを構築する「CYCLONE:最強事典サイトの構築」、撮影した写真をリンクで接続していくソフトなどを開発した「写真画像群による個人の空間軌跡の3Dコンテンツ化支援ツールと、それを用いた実風景型Webブラウザ」などがあった。
なおIPAでは、平成14年度に採択されたプログラムを、9月29日と30日に東京国際フォーラムで開催される「IPAX Autumn 2003」でデモ展示する。
関連情報
■URL
平成14年度「未踏ソフトウェア創造事業」
http://www.ipa.go.jp/NBP/14nendo/14mito/index.html
経済産業省のニュースリリース
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004547/
・ IPA、未踏ソフトウェア創造事業の採択プログラムを発表(2003/09/08)
( 岡田大助 )
2003/09/29 12:26
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