NECインフロンティアは、地方自治体による公的個人認証サービスに対応したICカードリーダライタ「RWD5000」「RWT3100/3110」を28日から発売する。価格はいずれもオープンプライスとなっているが、RWD5000が12,000円前後、RWT3100/3110が108,000円前後になる見込み。
公的個人認証サービスとは、各行政機関のインターネットによる電子申請サービスにおいて、本人証明の手段として利用する電子証明書を各自治体の住民向けに発行するサービス。発行された電子証明書は、秘密鍵とともに住民基本台帳カードのICに格納される。今回発売されるリーダライタでは、このICに対しての読み込み・書き込みが可能になっている。
RWD5000は、カードを差し込む接触型のICカードリーダライタ。ISO/IEC7816をサポートしている。インターフェイスはUSB 1.1。Windows XP/2000に対応する。大きさは72×79×19mm(幅×奥行×高)で、重さは約80g。RWT3100/3110は、法人向け非接触型モデル。こちらはISO/IEC14443 Type Bをサポートし、ICカード挿入口には、自動挿入/自動排出機能を搭載した。インターフェイスはRWT3100がUSB 1.1、RWT3110がRS-232C。Windows XP/2000/Me/98SEに対応する。大きさは103.2×202.0×88.6mm(幅×奥行×高)で、重さは約1.35kg。なお、RWT3100/3110は、これまで地方自治体などに先行して導入してきたモデルの一般向けだという。
NECインフロンティアでは、個人ユーザー向けに非接触型のICカードリーダライタ「SR3204」を4月に発売する予定だ。こちらの価格は2万円以下になるという。
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左から「RWD5000」「RWT3100/3110」「SR3204」。SR3204は、現在開発中だという
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.necinfrontia.co.jp/company/press/2004/040127.htm
・ 外務省、パスポートのオンライン申請を3月下旬から岡山県で開始(2004/01/27)
・ 東京都、住基カードを利用した電子証明書を都民向けに29日提供開始(2004/01/23)
( 鷹木 創 )
2004/01/27 18:04
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