エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は29日、同社の運営するISP「WAKWAK」の利用規約を2月12日に一部改定すると発表した。「本サービスの運営上必要であると判断したときなどに、契約者が当社所定の通信手段を用いて行う通信について、当該通信に割り当てる帯域を制限することがあります」との項目が追加される。
WAKWAKではこれまで特に帯域制限はかけていなかったが、NTT-MEが観測したところ、ごく一部のユーザーが大量のトラフィックを発生させていることが判明。その結果、通信設備に負荷がかかり他のユーザーにも迷惑が及んでいることから、設備を増強するとともに規定改定により対処することにした。
なお、最近ではファイル交換ソフトの通信について制限をかけるISPも出てきているが、WAKWAKでは、「当社所定の通信手段を用いて行う通信」が具体的に何を指すのか明確には規定していないという。制限するトラフィック量の基準についても同様だ。「通信手段」は今後も日々変化していくことから、その都度NTT-MEが判断することになるとしている。
関連情報
■URL
WAKWAK利用規約一部改定について
http://www.wakwak.com/info/news/2004/kiyaku0129.html
・ ぷらら、「Winny」や「Win-MX」のトラフィック制御を11月より開始(2003/10/20)
・ iTSCOM、“Winny”など一部アプリケーションのトラフィック制限を開始(2003/12/19)
・ コアラ、WinnyなどのP2Pソフトに対する帯域制限を公表(2003/12/25)
( 永沢 茂 )
2004/01/29 18:28
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