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総務省、電気通信サービスに関する苦情などを発表~クローン携帯は29件


 総務省は6日、「平成15年度(2003年度)第3四半期における電気通信サービスの苦情・相談等(速報)」を発表した。

 今回発表したのは、2003年10月から12月までの期間に総務省電気通信消費者相談センターや地方局などで受け付けた内容をまとめたもの。消費者相談センターと地方局をあわせた総受付件数は3,291件で、第2四半期の3,093件と比較して若干増加している。サービス別の件数は、携帯電話・PHS関連が1,405件、インターネットが365件、国内電話が180件となり、携帯電話・PHSが大きく増加した反面、インターネットと国内電話は減少している。

 ジャンル別では、架空料金請求や国際不正接続などの「情報提供サービス」が1,284件で最多。次いで料金の徴収や料金額などの「料金徴収」が170件、契約解除に伴う違約金や未成年者契約などの「利用停止・契約」が115件だった。

 個別の内容で特に多かったのは、「架空料金請求」で1,071件(第2四半期991件)となり、初めて1,000件を超えた。2番目に多かったのは、ADSLの回線速度が充分に出ない、などといった「DSLサービス」が77件(同99件)、「迷惑メール」が47件(同60件)と続いた。個別の内容では、架空請求は増加したが、DSLサービスや迷惑メールは減少している。

 また、クローン携帯と思われる高額パケット通信料の請求に関する相談は29件、電話がつながらない、音質が悪いなどIP電話に関する問題が25件、高額の国際電話料金を請求される国際不正接続問題は、22件となった。


関連情報

URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040206_7.html

総務省、電気通信サービスに関する苦情などを発表~架空請求が43%に(2003/11/07)
国民生活センターへの相談メール、“架空請求”の問い合わせ減らず(2003/10/16)


( 大津 心 )
2004/02/06 19:56

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