東京電力は、電力線を利用したインターネット技術である電力線搬送通信(PLC)について、2月9日付で総務省に実験の認可申請を行なった。
この認可申請は、総務省が1月21日に発表した「実験用高速電力線搬送通信設備の設置許可に係る方針」を受けたもの。現在国内での利用が認められている10kHz~450kHzの周波数帯を利用したシステムと比較して、より高速化が期待できる2MHz~30MHzの周波数帯を利用するという。
東京電力では実施予定の実証実験について「家庭内のコンセントを利用するため、他の家電との間で生じうる干渉についての検証などが中心になる」とコメント。実際のサービス内容やビジネスモデルについては今後の検討課題とした。
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■URL
東京電力
http://www.tepco.co.jp/
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( 甲斐祐樹 )
2004/02/13 13:00
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