米VeriSignは26日、ICANNが同社のビジネスに対して不当な規制を加えたとして、カリフォルニア州の連邦裁判所に提訴したと発表した。
訴状によれば、ICANNは技術管理団体としての権限を越え、ベリサインの新サービスの導入を阻止したと主張している。VeriSignは2003年9月、未登録の「.com」「.net」ドメインへのリクエストに対して、「Site Finder」というナビゲーションサイトが表示されるサービスを開始したが、ユーザーの反発やICANNからの停止勧告を受け、同年10月にサービスを停止している。
VeriSignのTom Garvin副社長は「ICANNがVeriSignのサービスに対して行なった主張は、権威を利用した不公平な処理であり、両社の契約上の合意に基づく枠組みのバランスを崩すものである」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.verisign.com/corporate/news/2004/pr_20040226.html?sl=070802
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( 三柳英樹 )
2004/02/27 16:50
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