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謝罪するソフトバンクBB経営陣。左から宮内謙取締役副社長兼COO、孫正義代表取締役社長兼CEO、鬼頭周(あまね)システム&サプライチェーン本部長
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ソフトバンクBBは27日、午後5時半より都内で記者説明会を開催。Yahoo! BBの個人情報漏洩に関する調査結果を発表した。発表によれば、警察から照合を受けた数は湯浅容疑者の所有していたデータが460万575件、木全容疑者が56万6,506件。うち湯浅容疑者のデータでは444万7,751件、木全容疑者のデータは55万6,611件が照合できたという。
合計すると、Yahoo! BBから漏洩した個人情報は451万7,039件であることが確認された。流出ルートに関しては、まだ特定されていないという。
漏洩した個人情報の内訳は、加入者が240万3,617件、加入手続き中が9,834件、無料体験キャンペーン申し込み者147万3,774件、解約者が62万9,814件。なお、ソフトバンクは、2月24日の午後10時から行なわれた記者説明会では、解約者の情報は含まれないと発表していた。
漏洩した個人情報の内容は、住所、氏名、電話番号、申し込み時のメールアドレス、Yahoo!メールアドレス、Yahoo! JAPAN ID、申し込み日の7項目。クレジットカードや銀行口座、パスワードなどの信用情報は含まれないという。
個人情報が漏洩した顧客に対しては、対象者にメールで連絡する。BBフォン単独利用のユーザーについては、郵送で連絡を行なう。あわせて、個人情報が漏洩されていないユーザーも含め、Yahoo! BB全会員に500円相当の金券を送るほか、すでに解約または無料キャンペーン期間中のユーザーに対しても同様の措置を取るという。情報流出の対象かどうかは3月9日午前9時より該当サイトで確認できる。
また、2月27日から5月31日まで、Yahoo!メールアドレスを無料で何度でも変更できるようにする。変更前のメールは、「30日受信する」「一切受信しない」のどちらかを選択できる。通常、メールアドレスの変更は初回のみ無料で、2回目以後は有料(200円)となっている。
このほか、ソフトバンクでは今回の漏洩の社内処分を発表。孫正義氏を減給50%・6カ月、ソフトバンクBBの宮内謙取締役副社長兼COOおよび筒井多圭志取締役CTOを減給30%・3カ月の減給処分とする。
なお、発表会の詳細などについては、追ってレポートする。
関連情報
■URL
ニュースリリース(ソフトバンクBB)
http://www.softbankbb.co.jp/company/topics/t_040227.html
ニュースリリース(ソフトバンク)
http://www.softbank.co.jp/news/newsrelese/2004release/040227_2.htm
情報流出対象確認サイト(3月9日~)
http://bb.softbankbb.co.jp/information/listchk/
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( 甲斐祐樹/工藤ひろえ )
2004/02/27 18:22
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