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アッカ、顧客情報流出に関する調査結果発表。原因特定には至らず |
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アッカ・ネットワークスは、顧客情報流出に関する調査結果を発表した。調査では情報の流出経路は特定できず、情報流出者については内部勤務者である可能性があるののの、該当者の確定には至らなかったという。 今回の調査は「流出した顧客情報の特徴と範囲」「顧客情報の抽出時期」「顧客情報の流出経路」「顧客情報の流出者」の4つの観点から行なわれた。顧客情報については、朝日新聞社から提供を受けた201名のデータを調査した結果「電話共用タイプを利用している」「申し込み受け付け日が2002年9月1日から2003年3月31日の間」「2003年4月29日から5月2日まで継続して利用」という特徴が見られたという。 ただし、社内のUSBメモリや外部記録媒体、共有ファイル内のデータには不審なデータは発見されなかったため、顧客情報の流出範囲は特定できていない。また、2003年3月末から5月上旬と推定されている顧客情報の流出時期も、断定には至っていないという。 顧客情報の流出経路については、ファイアウォールのアクセスログに不審なアクセスは確認されなかった。また、外部委託業者には、今回流出した顧客情報に含まれていたメールアドレスは提供していないため、外部委託業者が流出経路である可能性も低いという。 このほか社内からの外部記憶媒体による流出の可能性については、社内の装置には不審なデータが見られない上で、外部記録装置のログが記録されていないために追跡調査の実施は不可能であり、社内からインターネットやメールによる不正なデータ送信についても特定には至らなかったという。 顧客情報の流出者については第三者や外部委託者、派遣社員といった内部勤務者以外の可能性は低いと判断。内部勤務者が流出者の可能性があるとしたものの、具体的な絞り込み調査は不可能だという。 アッカではこれらの情報を踏まえた上で、201名以外の顧客情報流出は確認できず、流出経路や流出者の特定も現状では非常に困難と判断。今後は各種の再発防止策を徹底して運用、万全の体制で事業を展開していくとしている。 関連情報 ■URL アッカ・ネットワークス http://www.acca.ne.jp/ ■関連記事 ・ アッカ、流出した201名以外の顧客情報調査断念。朝日が提供拒否（2004/04/07） ・ アッカ、情報漏洩を防ぐ監査と教育の内容を発表（2004/04/20） ・ アッカ、個人情報漏洩で記者会見を開催。経営陣ら陳謝（2004/03/25）
（ 甲斐祐樹 ）
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