情報処理推進機構(IPA)は11日、4月のウイルス届出状況をまとめた。届出件数は4,028件に達し、3月の4,012件に続いて高水準で推移した。もっとも多かったウイルスは次々に亜種が発生したNetskyで、1,767件の届出があった。こちらも、3月の1,795件に続いて高水準で推移している。
届出件数の上位は、Netskyのほか、Klezが314件、Bagleが265件、Mydoomが240件、Swenが178件、Mimailが140件、Bugbearが137件、Lovgateが116件など。なお、4月に初めてIPAに届出があったのは、Lovelorn(2件)、Torvil(2件)、Chir(1件)の3種だった。感染経路は、メールが99.1%を占めている。
同じく11日にとりまとめた不正アクセスの届出件数は55件で、こちらも3月の57件と同水準となっている。このうち49件はアクセス形跡(未遂)に止まっており、被害届出のあった6件の内訳は、侵入が3件、アドレス詐称が1件、DoSが1件、不正プログラムによる被害が1件だった。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2004/05outline.html
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・ IPA、3月および2004年第1四半期のウイルス・不正アクセス届出状況公開(2004/04/08)
( 永沢 茂 )
2004/05/11 19:17
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