グーグルは13日、アドワーズ広告サービスにおいて、バナー形式などのイメージ広告を出稿できる機能の試験提供を開始した。Webサイトの内容にマッチした広告を配信する「コンテンツ向けAdSense」の導入サイトが配信先となっており、従来のテキスト広告と同様、Webサイトの内容に沿ったバナー広告が配信・表示される。
イメージ広告機能で出稿できるのは、「バナー(468×60ピクセル)」「ビッグバナー(728×90ピクセル)」「レクタングル(300×250ピクセル)」「スカイスクレイパー(120×600ピクセル)」の4種類。実際にWebサイト上に表示された状態では一見すると通常のバナー広告と区別がつかないが、アドワーズのイメージ広告では、リンク先のURLをイメージ内に明記することが条件となっている。また、テキスト広告と同じ「Ads by Google」という表記が挿入されるほか、広告の精度や品質についてのコメントを閲覧者がグーグルにフィードバックできるリンクもあわせて明記される。
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728×90ピクセルの「ビッグバナー」の例。左下にリンク先、右下に「Ads by Google」の表記がある
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Webサイト上でイメージ広告を表示するかどうかや、表示する位置については、コンテンツ向けAdSenseの配信を受けているWebサイトのオーナー側に選択権がある。
通常のバナー広告との違いについてグーグルでは、外観はよく似ているものの、アドワーズのターゲット技術により、Webサイトと関連性が高く、閲覧者にとって関心が高いイメージ広告を表示できるとしている。なお、現在のところGoogleの検索結果ページへのイメージ広告掲載は行なっていないが、今後、掲載範囲を拡大していく予定だという。
関連情報
■URL
アドワーズ広告
https://adwords.google.co.jp/select/
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( 永沢 茂 )
2004/05/13 14:41
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