インターネット広告推進協議会(JIAA)は、「第2回東京インタラクティブ・アド・アワード」の贈賞式を5月27日に東京都港区の泉ガーデンギャラリーにて開催した。グランプリは、日産自動車の「WebCINEMA“TRUNK”」が受賞した。
東京インタラクティブ・アド・アワードは、インターネット広告の発展に寄与するために創設された広告賞で、JIAAが主催し、全日本シーエム放送連盟(ACC)が特別協力している。今回で第2回を迎える同賞では、応募総数244作品の中から58作品が受賞。受賞作品の中から、日産自動車の「WebCINEMA“TRUNK”」がグランプリに選出された。
「WebCINEMA“TRUNK”」は、杉本哲太や吉野紗香などが出演する日産自動車のWebシネマ。審査委員長を務めた電通インタラクティブ・コミュニケーション局長の杉山恒太郎氏は、同作品について「Webショートフィルムというコンテンツを通じて、企業と消費者を結び付ける試みが、クロスメディアの象徴的であった」とコメント。また、制作者を代表して博報堂DYメディアパートナーズの高広伯彦氏は「制作に携わった多くのスタッフに感謝したい」と受賞の喜びを表わし、「企業と消費者間で“トピック”を作るのが広告の役目。インターネットは“エポック”を作るメディアだと思い、トピックとエポックを融合した広告を目指して制作した」と制作意図について語った。
また杉山氏は「前回と比較して広告表現のレベルが非常に高くなった。メディア拡散の昨今において、メディアを組み合わせてクライアントのために最良の効果を求める手段として、インターネット広告が主役になろうとしている表われだ」とコメントした。
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グランプリ受賞作品「WebCINEMA“TRUNK”」の1シーン
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「WebCINEMA“TRUNK”」制作者の1人である高広伯彦氏
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関連情報
■URL
インターネット広告推進協議会
http://www.jiaa.org/
東京インタラクティブ・アド・アワード
http://tokyo.interactive.ad.awards.jp/
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( 大久保有規彦 )
2004/05/27 19:28
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