NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、5月31日15時20分に発生した通信障害について、6月1日2時59分までに全てのサービスが復旧したと発表した。
今回の通信障害では、関東一円の企業向け通信サービス約2万回線、一部東海地方を含む関東甲信越地域のOCNサービス約15万回線が影響を受けたほか、IP電話サービス約34万番号と公衆無線LANサービス「HOTSPOT」約1,000拠点に関しては全国規模でのサービス停止となった。
NTT Comでは、障害の原因を同社大手町ビルに設置された「変圧分電盤の故障ではないか」と分析。バックアップ設備も用意されていたが、「何らかの要因で効果的に動作しなかった」という。同社では、「引き続き原因の究明に努める」としている。
また、今回の通信障害では官公庁や一般企業のネットワークにも影響を及ぼした。グループ会社のNTTドコモでは、PHSデータ通信サービス「@FreeD」などが5月31日15時20分から21時5分にかけてサービス停止に陥ったほか、ニュースサイト「CNET Japan」でも同日20時40分までサービスが停止する事態になっていた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/2004NEWS/0006/0601_2.html
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/customer/caution/200453100.html
ニュースリリース(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/info/040531/
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( 鷹木 創 )
2004/06/01 12:31
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