JPCERT/CCは9日、2003年11月から運用を開始しているインターネット定点観測システム(ISDAS)について、一般に公開しているグラフの更新頻度をこれまでの週1回から1日1回に変更したと発表した。
ISDASは、インターネット上に設置した複数のセンサーから得られたログを解析し、脆弱性情報などとの総合的な評価により、セキュリティ予防観測に関する情報を提供するサービス。JPCERT/CCのWebサイトでは、宛先ポート番号別にカウントしたスキャンログの総計をセンサー1台あたりの平均にした数値のグラフを公開しており、どのようなポート番号に対してアクセスが増加しているかを把握できるようになっている。
これまで、公開されているグラフは週1回の更新頻度となっていたが、9日からは毎日1回(午前9時頃)の更新となった。JPCERT/CCでは、更新頻度の変更により即時性の高い情報が提供できるようになったとしており、さらなる即時性の向上に向けて現在検討および準備を進めているとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.jpcert.or.jp/press/2004/0609.txt
インターネット定点観測システム(JPCERT/CC)
http://www.jpcert.or.jp/isdas/
■関連記事
・ JPCERT/CC、インターネット定点観測システムの情報公開を開始(2003/12/10)
( 三柳英樹 )
2004/06/09 12:53
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