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Yahoo!オークションで「ガンダム」など海賊版DVD販売の中国人男性らを逮捕 |
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コンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）は8日、警視庁生活安全特別捜査隊と荻窪署が7日、「機動戦士ガンダム」シリーズなどアニメーションDVDの海賊版をインターネットのWebサイトを通じて販売していた中国人男性3名を、著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。 今回販売されていた海賊版DVDは、日本語の音声に英語と中国語の字幕が付けられていることや、パッケージに印刷された業者名などから、香港で違法に複製・製造されたものが、国内に持ち込まれたものと見られている。逮捕された中国人男性らは、Yahoo!オークションなどのオークションサイトで海賊版を出品していたほか、自ら開設したWebサイトに誘導して注文を受け付けており、ACCSでは2月に通知書をメールで送付して男性らに警告していたが、海賊版DVDの販売は継続されていたという。 この中国人男性らは、「機動戦士ガンダム」シリーズ5作品の海賊版DVD計67枚を2003年12月30日頃から2004年2月26日頃までの間13回に渡り、千葉県に住む男性ら6名に対し合計11万8,000円で販売しており、7日に行われた捜索では、「機動戦士ガンダムSEED」などアニメーションの海賊版DVDの「在庫」が400セット以上と、パソコン、携帯電話などが押収されたという。販売価格は、例えば「機動戦士ガンダムSEED」の正規品が13枚78,000円なのに対し、海賊版は6枚セット1万円など極めて安価で販売されており、男性らはこれまでに海賊版DVDの販売によって、数千万円もの売り上げを得ていたと見られている。 アニメーションDVDの海賊版については、今回と同様に2003年2月にも埼玉県の会社員男性がサンライズの告訴により逮捕されている。海賊版が製造されたとみられる香港における著作権侵害については、著作権情報センターが2002年3月に発表した「海外における著作権侵害の現状と課題に関する調査研究－海外調査編－」によると、映像ソフト（テレビ放送番組）の侵害規模は、年間約210万本で総額約20億円、侵害品割合は90％と推計されている。ACCSでは今後も、アニメーションやゲームソフトなど日本のコンテンツの海賊版に対して、継続して調査を行なっていく考えだとしている。 関連情報 ■URL コンピュータソフトウェア著作権協会 http://www.accsjp.or.jp/ ■関連記事 ・ Yahoo!オークションで海賊版ソフトを販売していた塾経営者逮捕（2004/06/14）
（ 三柳英樹 ）
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