ウイルス対策ベンダーのソフォスは27日、2004年上半期(1月~6月)におけるウイルス報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
2004年上半期における新規ウイルスの届出数は4,677件となり、前年同期比で21%増加したという。このことから、ソフォスでは「ウイルス作成行為自体が増加していることを示している」と分析した。
トップ10の順位は、1位がウイルス「Sasser」で全体の26.1%、2位が「Netsky.P」で21.4%、3位が「Netsky.B」で11.0%、4位が「Netsky.D」で6.8%、5位が「Mydoom.A」で4.4%だった。1位のSasserが全体の4分の1を占めたものの、2~8位のNetsky系ウイルスを合計すると44.7%となり、上半期の約半数がNetsky系ウイルスだったことがわかる。
ソフォスでは、上半期の特筆すべき現象として、初めての携帯電話ウイルス「Cabir」が出現した点や、ベルギーでKim Vanvaeckが、台湾でWang Ping-anなどがそれぞれ逮捕されたことなどを挙げている。
関連情報
■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
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( 大津 心 )
2004/07/27 16:09
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