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4カ月連続で「Gaobot」が1位に~シマンテック、7月度のウイルス


 シマンテックは10日、Symantec Security Responseに寄せられた報告をもとに作成した2004年7月の「月間ウイルス報告件数ランキング」を発表した。

 国内のウイルスランキングでは、1位が「Gaobot」で491件(前月483件)、2位が「Netsky.P@mm!enc」で210件(同132件)、3位が「Ecure」で187件(同181件)、4位が「Redlof.A」で164件(同160件)、5位が「Netsky.P@mm」158件(同143件)だった。1位は4カ月連続で「Gaobot」となったものの、トップ10に5種類のNetsky亜種がランクインしていることから、依然としてNetskyの猛威も衰えていないことがわかる。

 ワールドワイドのランキングでは、1位が「Netsky.P@mm」で17,385件、2位が「Netsky.P@mm!enc」で15,678件、3位が「Beagle.X」で10,889件、4位が「Gaobot」で9,969件、5位が「Erkez.B」で5,468件だった。前月1位のGaobotが4位に転落し、Netsky.Pが前月から2倍程度の報告数に激増して、1位と2位を占める結果となった。

 シマンテックでは、ランキングに入らなかったものの7月末に流行した「Mydoom.M」の被害が多かったと警告。さらに、Mydoom.Mが作成したバックドアを利用してマイクロソフトにDoS攻撃を仕掛けるウイルス「Zindos.A」なども出現し、混乱を招いたと指摘している。

 さらにSymantec Security Responseの星澤裕二氏は、「今回のランキングのうち、ワールドワイドで9件、日本で7件が大量送信型ウイルスだ。内容が英文であるのに、日本でも感染が拡がった原因は“うっかり”開いてしまう点にある。怪しいメールは開かないという基本的な心構えが重要だ」とコメントしている。


関連情報

URL
  シマンテック
  http://www.symantec.co.jp/

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( 大津 心 )
2004/08/10 14:57

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