トレンドマイクロは7日、サポートセンターに寄せられた被害件数をもとにした2004年8月度「ウイルス感染被害レポート」を発表した。
8月の報告件数は5,157件で、7月の6,471件から減少。ランキングは、1位がWORM_NETSKYの300件、2位がTROJ_AGENTの286件、3位がJAVA_BYTEVER.Aの259件、4位がTROJ_CRYPT.Aの127件、5位がWORM_MYDOOM.Sの113件となっている。ランキング10位までのうち、8月に新たに発生したウイルスは5位のWORM_MYDOOM.Sと6位のTROJ_ISTBAR.Wの2つのみで、全体の被害件数も減少するなど8月のウイルス被害は沈静化の傾向にある。
トレンドマイクロのウイルス解析担当者は、ウイルス作者は長期休暇中にウイルスを作成すると一般的に言われており、逆に世界の多くが夏期休暇にあたるこの期間には新しいウイルスが登場する可能性が少なくなる傾向があるようだとコメントしている。また、休暇中に作成した不正プログラムは休暇が終了してから頒布されることが多いとして、注意を呼びかけている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0408.htm
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( 三柳英樹 )
2004/09/07 12:38
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