バーテックスリンクは4日、ウイルス対策・コンテンツフィルタリングゲートウェイソフト「Webwasher AntiVirus」のバージョン「5.x」で、JPEG処理に関連した脆弱性「MS04-028」を悪用したJPEGファイルをブロックできることを確認したと発表した。
Webwasher AntiVirusは、独webwasher.com AG社のプロアクティブ(事前対策)技術と、仮想環境でコードをエミュレートして分析するサンドボクシング(sandboxing)技術を採用したゲートウェイソフト。バーテックスリンクによると、バージョン「5.x」シリーズに標準搭載されたフィルタリング機能「Generic Body Filter」により、MS04-028を悪用したJPEGファイルをブロックできることを確認したという。
また、バーテックスリンクではMS04-028の公開以後、Webwasher AntiVirusの「Pre-Scan機能」を改善。「悪意あるJPEGファイルをブロックし、その他のJPEGファイルにはパフォーマンス面で影響がないようにスキャンするようにした」としている。
Webwasher AntiVirusの1年間のライセンスとサポートを含んだ標準価格は、50ユーザーで307,650円。Webwasher AntiVirusの購入者は無償でバージョンアップできる。対応プラットフォームはWindows Server 2003/2000、Solaris 8/9、Red Hat Enterprise Linux 3、SUSE Linux Enterprise Server 8。
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MS04-028を悪用したJPEGファイルをフィルタリング可能だ
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■URL
ニュースリリース
http://www.vertexlink.co.jp/press2004100401.html
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( 鷹木 創 )
2004/10/04 12:51
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