 |
 |
記事検索 |
最新ニュース |
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
「ITmedia」と「@IT」が3月に合併、株式公開も視野に |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
今後は新ブランドを含む3つのブランドを展開
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
2社では合併の目的として、1）メディアとしての市場影響力の拡大、2）経営の効率化と安定性の確保、3）資源集中による新規投資の効率化と成長の実現──を挙げている。現在ITmediaがカバーしているPCやモバイル、ゲームなどの一般利用者向けニュースから、@ITがカバーしているIT技術者向けの技術解説や情報マネジメントまで、「ITを基盤とするかつてないほど広範に情報をカバーするオンライン専門メディア企業が誕生する」としている。さらに中期的には、1）次世代経営者・マネジメント、2）ITプロフェッショナル、3）高感度コンシューマという3領域でブランドやコンテンツの強化を図る考えだ。 新会社の代表取締役会長にはアットマーク・アイティ代表取締役の藤村厚夫氏が、代表取締役社長にはソフトバンク・アイティメディア代表取締役社長の大槻利樹氏がそれぞれ就任する。合併後の主要株主はソフトバンクパブリッシングが55.7％、サンブリッジが12.5％、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティングが11.8％、ヤフーが5.1％など。2006年3月末に売上高18億円、経常利益2億円、2008年度末までに売上高30億、経常利益5億を目標としており、早期の株式公開を目指すとしている。 [UPDATE] ソフトバンク・アイティメディアとアットマーク・アイティは25日、両社の合併に関する記者会見を開催した。会見では、エンタープライズビジネス、デジタルライフの新ブランドと「@IT」を3大ブランド戦略としていくことなどが発表された。 会見では、ソフトバンク・アイティメディアの大槻利樹代表取締役社長が新会社の概要を説明した。大槻氏は「法律的には新会社はソフトバンクグループに属し、ソフトバンクパブリッシングの子会社となる」としながらも、「社名からは『ソフトバンク』を外し、一人立ちをしていきたい」と語った。また、合併による効果については、読者や顧客への影響力を高めることが最も大きいとした。 会見では続いてアットマーク・アイティの藤村厚夫代表取締役が新会社の基本戦略を説明した。既存ブランドの「ITmedia」「@IT」は継承・発展させるとともに、新たにブランドを確立。当面のブランド戦略としては、エンタープライズ分野の新ブランド、テクノロジー分野の「@IT」、デジタルライフ分野の新ブランドを3大ブランド戦略としていくという。 エンタープライズビジネス分野の新ブランドでは、現ITmediaの「エンタープライズチャンネル」と「@IT情報マネジメント」を継承し、ITニュースやビジネストレンド解説などのコンテンツを展開する。また、デジタルライフ分野の新ブランドは、PCやモバイル、AV家電などをコンテンツとして展開する。具体的なブランド名やサイトの立ち上げ時期などについては未定。 質疑応答では合併に至った経緯について藤村氏が、1年ほど前にアットマーク・アイティの側から話を持ちかけ、2004年8月中旬にはそれぞれの株主の了解を経て一気に話がまとまったことを明らかにした。藤村氏は「（@ITは）もともとこのまま固定的に提供していくつもりではではなかった」として、オンラインメディアを専業としている企業ということでソフトバンク・アイティメディアを合併先として選んだと語った。 また、今後の戦略として示された3つのブランドに「ITmedia」の文字が無い点については、「ITmediaと@ITというブランドを無くすつもりはなく、ブランド戦略上も好ましくはない」（藤村氏）と語り、両ブランドは継続していくとした。
関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.atmarkit.co.jp/aboutus/press/pr041125.html ■関連記事 ・ 「ZDNet Japan」が「ITmedia」に名称変更へ（2003/09/18）
（ 永沢 茂／三柳英樹 ）
- ページの先頭へ-
|
