ソフォスは1日、11月度の「月間トップ10ウイルス」を発表した。Netsky.Pが引き続き1位となっているが、11月には2つの新ウイルスSober.IとBagle.AUが発生。それぞれ2位と4位にランク入りしている。
ウイルスの被害割合では、1位のNetsky.Pが24.2%、2位のSober.Iが20.4%、3位のZafi.Bが17.9%、4位のBagle.AUが11.0%となっている。Sober.Iは11月19日に発見されたものの、同社に寄せられた報告の20%を占めた。メールによって拡散するSober.Iは、重要なセキュリティ情報などについて言及する件名や本文を使用して、ユーザーに添付ファイルを開かせるのが特徴。
なお、1位のNetsky.Pと3位のZafi.Bについて、ソフォスでは「発見当初から対策があるにも関わらず、いまだに蔓延し続けている。これらの脅威から自身を守るには、ウイルス定義ファイルを最新に保つだけでよい」とコメントしている。
ソフォスでは、11月に1,379件の新規ウイルスを検知・駆除対応したと発表。ソフォスの試算によれば、11月の送信メールのうち5.6%(18通に1通)以上がウイルスメールで、10月の4.6%より上昇している。
このほか、存在しないウイルスに対して注意を呼びかけるメールやメッセージなどの偽ウイルス情報についてのランキングも発表。トップは5カ月連続でHotmail hoax(24.1%)。新規では、メールとインスタントメッセージングサービスで偽ウイルス情報を警告するYahoo Instant Message(3.0%)が報告されている。
関連情報
■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
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( 増田 覚 )
2004/12/01 15:22
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