Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

マカフィー、11月のウイルス被害ランキング発表~ボット系亜種に注意


 マカフィーは2日、2004年11月度のウイルスの届出状況を発表した。

 企業からのウイルス届出件数のランキングは、1位が「Exploit-MhtRedir.gen」の1,163件、2位が「Exploit-ByteVerify」の864件、3位が「W32/Nesky.p@MM」の569件、4位が「Exploit-ObjectData」の548件。10月に引き続き、「Exploit~」という名の付いた脆弱性を攻撃するトロイの木馬型ウイルスが目立っている。また、11月に開催されたアジア太平洋地域のウイルス国際会議「AVAR」でも報告されているように、ボット系(~bot)ウイルスの亜種が今後は多く発生することが予測されるとしている。

 マカフィーの技術統括部長を務める加藤義宏氏は、「Windowsの脆弱性が発見されて以降、深刻度が“緊急”なウイルスが8件報告されている。マイクロソフトのセキュリティ情報に注意を払い、速やかなパッチ対応が必要。一方、企業ユーザーはウイルス対策だけではなく、侵入防止システムなどの不正パケット対策製品の導入を図るべき」とコメントしている。


関連情報

URL
  マカフィー
  http://www.mcafee.com/jp/

関連記事
メールのリンクをクリックするだけで感染、IEの脆弱性を突くMydoom.AH(2004/11/09)
マカフィー、10月のウイルス被害ランキング発表~トロイの木馬型が継続発生(2004/11/04)


( 増田 覚 )
2004/12/02 18:29

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.