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検索語の候補をリアルタイム表示する「Google Suggest」ベータ公開


「progra」まで入力した時点で、「program files」など10件の候補が表示された
 米Googleは10日、検索語を入力している最中に検索語の候補を入力フォームの下にリアルタイムに表示してくれる新機能「Google Suggest」のベータ版を公開した。現在、Googleの実験的技術を公開する「GoogleLabs」の1サービスとして公開されている。

 Google Suggestは一見すると、Googleが日本国内でも提供している「Did you mean(もしかして)」機能と似ている。しかし、検索結果ページで入力間違いなどを指摘するのではなく、フォームに1文字入力するごとに、それに合致する検索語の候補をリアルタイムに表示する点が大きく異なっている。

 例えば検索フォームに「bass」と入力しかけると、Google Suggestがリアルタイムに反応して「bass guitar」や「bass fishing」など、考えられる候補を挙げてくれる。候補はカーソルキーかマウスを使って選択・決定できる。

 Google Suggestでは適切な検索語を予測する方法として、人気のある検索語を集計したデータを用いたアルゴリズムを利用しているという。Googleでは人気のある検索語を月ごとにまとめた「Google Zeitgeist」ページを公表しているが、このようにして集められるマクロなデータが用いられている。なお、Google Suggestはユーザーの個人情報やこれまでに入力した検索語などを保存しているわけではなく、あくまで集計したデータに基づく推測であるとし、Googleが受け付けるすべてのデータは同社のプライバシーポリシーに則って扱われることを保証している。

 現在Google Suggestは英語でのみ提供されており、他の言語へのサービス提供に関心を持ちつつも、その予定は未定だとしている。対応するWebブラウザはInternet Explorer 6.0以上、Netscape 7.1以上、Mozilla 1.4以上、Firefox 0.8以上、Opera 7.54以上、Safari 1.2.2以上で、いずれの場合もJavaScriptとCookieを有効にする必要がある。


関連情報

URL
  Google Suggest(英文)
  http://www.Google.com/webhp?complete=1&hl=en
  関連記事:米Google、検索傾向の分析サイト「Zeitgeist」を開設
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0709/google.htm

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Googleの「もしかして」が一時停止、2004年内に復活の見込み(2004/11/15)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/12/13 12:18

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