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Mozilla Japan、「Thunderbird 1.0」「Mozilla 1.7.5」日本語版リリース


「Thunderbird 1.0 日本語版」の画面
 Mozilla Japanは24日、オープンソースで開発を進めているメールソフト「Thunderbird 1.0 日本語版」をリリースした。現在、Windows版、Mac OS X版、Linux版が公開されており、Mozilla JapanのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Thunderbird 1.0は、学習型の迷惑メールフィルタやRSSリーダーなどの機能を備えたメールソフトで、7日には英語版など各国語版が公開されていた。Mozilla Japanでは、多くのボランティアの協力のもと、ローカライズセンターを中心に日本語環境でのテストを重ねて、今回正式に日本語版をリリースした。

 迷惑メールフィルタ機能は、ユーザーが迷惑メールと判断したメールを選択することにより、フィルタの精度を上げていく方式となっている。迷惑メールフィルターはデフォルトで有効になっており、編集部で試用したところ最初は多くのメールが「迷惑メール」と判定されてしまうため、「このメールは迷惑メールではない」ということを学習させていく作業が中心となった。

 なお、Mozilla Japanでは今回のリリースに合わせて、「メールフォルダ名がチルダで終わると再起動後にフォルダが見えなくなる」「日本語のアドレス帳を作ると最後のものしか保存されない」といった、現時点での日本語環境特有の問題を公表し、ユーザーには利用前に目を通すよう呼びかけている。

 また24日には、Webブラウザやメールソフトなどの統合環境「Mozilla 1.7.5 日本語版」もリリースされている。Mozilla 1.7.5は18日に英語版がリリースされており、AppleやOperaなどと共同で開発したプラグインの統一規格「NPRuntime」に対応している。


関連情報

URL
  Mozilla Japan
  http://www.mozilla-japan.org/
  Thunderbird 1.0
  http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
  Mozilla 1.7.5
  http://www.mozilla-japan.org/products/mozilla1.x/

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( 三柳英樹 )
2004/12/27 14:51

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