セキュリティ研究機関の米SANSは5日、WINSサービスに関する脆弱性「MS04-045」に対する攻撃と見られるアクセスが12月31日から急増していることを警告し、サーバーの管理者などに修正プログラムを適用するよう呼びかけている。
MS04-045は、WINS(Windows Internet Name Service)に関する脆弱性で、修正プログラムはWindows Server 2003、Windows Server 2003 64-Bit Edition、Windows 2000 SP3/SP4、Windows NT 4.0 SP6a/TSE SP6が対象となっている。この脆弱性を悪用された場合、外部から任意のコードが実行される可能性があるという。
SANSによるネットワークの観測では、WINSで用いられるTCP 42番ポートに対するアクセスが、12月31日から急増している。この現象は、年始の休暇を狙ったMS04-045の脆弱性に対する攻撃が行なわれていると推測しており、SANSではサーバーの管理者などに対して修正プログラムの適用を早急に行なうよう呼びかけている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://isc.sans.org/diary.php?date=2005-01-03
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( 三柳英樹 )
2005/01/06 13:19
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