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Webカメラで監視するウイルス作成の容疑者、スペインで捕まる


 スペインの治安警察は現地時間の17日、マドリードでウイルス作成の容疑で男性を逮捕したと発表した。

 発表によると、今回の捜査は「TIC-TAC」作戦と名付けられ、マドリードで展開していた。2004年7月にウイルス感染の通報で始まったこの作戦では、捜査官の分析により、トロイの木馬型ウイルスであることが判明。英Sophosによれば、このウイルスが「W32/Rbot-GR」だという。

 Rbot-GRは、2004年8月に発見されたウイルスで、マイクロソフト製品の脆弱性を悪用することでPC内にトロイの木馬をインストールし、感染したマシンをコントロールする。PCにWebカメラが接続されている場合に、それらのデバイスを乗っ取って監視活動を行なう場合もある。

 スペインの治安警察では、Rbot-GRはインターネットのほか、P2Pファイル共有ネットワークなどを通じて感染を拡大していたとしている。


関連情報

URL
  スペイン治安警察によるニュースリリース(スペイン語)
  http://www.guardiacivil.org/prensa/notas/win_noticia.jsp?idnoticia=1657
  Sophosによるニュースリリース(英語)
  http://www.sophos.com/virusinfo/articles/spainarrest.html

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ソフォス、Webカメラで監視や盗聴するウイルス「Rbot-GR」を警告(2004/08/25)


( 鷹木 創 )
2005/01/19 15:36

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