ソフォスは1日、2月度の「月間トップ10ウイルス」を発表した。Zafi-Dが3カ月連続の1位で、4位と7位には新たにBagle-BKとSober-Kの2種類のウイルスがそれぞれランクイン。8位には、Sobig-Fが再登場している。
ウイルスの報告割合では、1位のZafi-Dが30.8%、2位のNetsky-Pが22.3%、3位のZafi-Bが9.7%、4位のBagle-BKが5.2%となった。Zafi-Dはハンガリー製のワーム型ウイルスで、ソフォスでは「あてもなくうろついているティーンネージャーのように、当面の間流行が続く」と予測。その上で、「一般ユーザーがウイルス対策ソフトをアップデートすることの重要性を理解すれば、感染の拡大を防止できる」としている。
新規ウイルスでは、Bagle-BKについて「多くの人々が勝手に送りつけられるメールの添付ファイルを誤って開いてしまった」と解説。「ユーザーの啓蒙、ウイルス対策ソフトの利用、実用的なメールポリシーがあれば感染を防げる」という。2月末に発生したSober-Kについては、ソフォスでは複数のサンプルを確認しており、「FBIからの偽メールやパリス・ヒルトンの極秘ビデオに関するメールになりすますケースもあった」という。
ソフォスでは、2月に1,295件の新規ウイルスを検知・駆除対応したと発表。ソフォスの試算によれば、2月の送信メールのうち3.5%(28通に1通)以上がウイルスメールで、1月の4.3%より若干低下する結果になった。
このほか、存在しないウイルスに対して注意を呼びかけるメールやメッセージなどの偽ウイルス情報についてのランキングも発表。8カ月連続でHotmail hoax(36.8%)が1位にランキングされている。
関連情報
■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
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( 鷹木 創 )
2005/03/01 13:06
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