インターネットマルチフィード(MFEED)は30日、インターネットで正確な時刻情報を提供するNTPサービス「時刻情報提供サービス for Public」を3月31日から開始すると発表した。同サービスは、情報通信研究機構(NICT)が提供する日本標準時の配信サービスを利用したもので、一般ユーザーに対して無料で提供される。
MFEEDでは、2001年からNICTと共同で、ネットワーク経由で時刻合わせなどを行なうプロトコル「NTP」による日本標準時の提供実験を行なってきた。2005年2月にNICTが時刻提供サービスを正式に開始したのに伴い、MFEEDがこれまで実験として提供してきたサービスも正式サービスとして提供される。NICTは日本標準時を利用したサーバー(NTP stratum1サーバー)を運用し、MFEEDなどの事業者はこのサーバーを基準としたユーザー向けのサーバー(NTP stratum2サーバー)を運用する。
ユーザーが利用できるNTPサーバーはこれまでと同様に「ntp1.jst.mfeed.ad.jp」「ntp2.jst.mfeed.ad.jp」「ntp3.jst.mfeed.ad.jp」の3台で、サーバー名を「ntp.jst.mfeed.ad.jp」と指定すると3台のうちいずれかに接続される。NTPによる時刻合わせ機能は、Windows XPやMac OS Xに標準で搭載されており、これらの機能で使用する時刻サーバーとして指定できる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.mfeed.ad.jp/corporate/fr-press-0330.html
時刻情報提供サービス for Public
http://www.jst.mfeed.ad.jp/
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・ NICT、NTPを利用した時刻配信サービスを正式に開始(2005/02/04)
( 三柳英樹 )
2005/03/30 18:24
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